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1997年にこの世を去った伝説のラッパーであるノトーリアスB.I.G.の死をテーマにしたドキュメンタリー映画『Last Man Standing: Suge Knight and the Murders of Biggie & Tupac』が公開され、ノトーリアスB.I.G.を殺害したとされている人物の正体が話題になっている。(フロントロウ編集部)

ノトーリアスB.I.G.殺害の犯人が判明?

 1990年代のヒップホップシーンのスターだった、ラッパーのビギーことノトーリアスB.I.G.は、セカンドアルバム『Life After Death(ライフ・アフター・デス)』のリリース前にパーティーからの帰り道に銃撃を受け24歳という若さで死亡。ビギーが殺害される約半年前には、ビギーと敵対していた人気ラッパーの2パックが銃殺されており、両方の事件の裏には両者の抗争があったのではないかと長年囁かれてきた。

画像1: ノトーリアスB.I.G.殺害の犯人が判明?

 2パックの死と同じくノトーリアスB.I.G.の死はいまだに闇に包まれており、これまで何度も捜査が再開されたものの解決することはなかった。

 しかし8月、ニック・ブルームフィールドがノトーリアスB.I.G.の死をテーマにしたドキュメンタリー映画『Last Man Standing:Suge Knight and the Murders of Biggie & Tupac』を公開。その中で、ロサンゼルス市警のデビッド・マックとラファエル・ペレスという警官が犯人として挙げられている。

 監督のニックによると、目撃者はノトーリアスB.I.G.と対立関係だった2パックのレーベル、デス・ロウ・レコードのCEOであるシュグ・ナイトが2パックの殺害の報復として、シュグの命令で動いていたロサンゼルス市警のデビッドとラファエルがノトーリアスB.I.G.を撃ったという。

 そしてニックは「ナイトとデス・ロウのために非番で働いていた悪徳警官との関係は、間違いなく完全に確立されていると思う」と主張すると、「ロサンゼルス市警が事件に対処して正義を貫くよりも、自分たちの評判を保つためにどれだけのことをしているかの一例だ」と警察を非難した。

 ちなみに黒幕とされるシュグ・ナイトは、55歳の男性を車で意図的にひいて殺害した罪で2018年に28年間の実刑判決を受けて、現在は刑務所にいる。

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 ご存知の方もいると思うが、ノトーリアスB.I.G.の死にロサンゼルス市警が絡んでいるというウワサは昔から存在しており、デビッドとラファエルの名前も挙げられ、元ロサンゼルス市警のラッセル・プールがこの説を提唱するも上司に否定されていたという過去がある。

 今回この映画を受けて、ロサンゼルス市警は再び捜査に乗り出すのか。ノトーリアスB.I.G.の死の真相がついに明かされる時が来たのかもしれない。(フロントロウ編集部)

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