8月23〜26日にラスベガスで開催された映画コンベンションのシネマコン(CinemaCon)にて、トム・クルーズ主演映画『トップガン マーヴェリック』の冒頭13分の映像がサプライズ公開。批評家からは早くも高い評価が集まっている(フロントロウ編集部)

トム・クルーズ主演映画の冒頭映像がシネマコンで公開

 トム・クルーズ主演映画『トップガン』の約35年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』。当初公開を予定していた2019年7月から何度かの公開延期を経て、2021年11月19日に日米同時公開を予定している。

画像: トム・クルーズ主演映画の冒頭映像がシネマコンで公開

 公開まで3ヶ月を切った8月末に、映画イベントのシネマコンで、集まった批評家やファンたちにサプライズで冒頭13分の映像が公開された。

 公開された映像では、トップガンのプログラムが廃止されることを知ったマーヴェリック(トム・クルーズ)が、少将(エド・ハリス)の命令を無視してマッハ10まで飛行するためにジェット機に飛び乗って「よし、スイートハート。最後にもう一回乗ろう」と言う。

 少将の真上を舞い上がり近くのゲートボックスを破壊して少将を激怒させたマーヴェリックは、マッハ9、マッハ9.8と徐々にスピードを上げ、管制室からは「彼は世界最速の男だ」という言葉が。そしてマッハ10まで達すると管制室は大騒ぎに。しかしマッハ10.1に達したところでエンジンは吹き飛び、飛行機が空中で爆発したように見え、管制室の画面は真っ暗になる。

 ただ、マーヴェリックは生きている。次のシーンでは、マーヴェリックが田舎町の食堂に入ってくる。客たちがびっくりするなか、マーヴェリックが「ここはどこだ?」と訊くと、少年が「地球」だと答える。

『トップガン マーヴェリック』を批評家たちは高評価

 冒頭13分の映像だけだったが、批評家たちからは絶賛の声が集まっている。

画像: CinemaCon2021の会場に置かれた、『トップガン マーヴェリック』のポスター。

CinemaCon2021の会場に置かれた、『トップガン マーヴェリック』のポスター。

 Gizmodoやio9のエンタメライターであるGermain Lussierは、「トップガン マーヴェリックの最初の映像を見ました。完璧だよ。オリジナルの映画と全く同じように始まり、同じテキスト、同じ文字、同じフォント、同じ音楽。そして "Danger Zone "へ。見るものを掴んだところで、マーベリックがマーベリックであるという新しいストーリーに入る。興奮してきたよ」と大絶賛。

 Comicbook.comの記者ブランドン・デイヴィスは、「マーヴェリックはテイクオフ(※)するだろう。最初の13分はかなり衝撃的だった。ワオ。マーベリックはプログラムを維持するためにジェット機をマッハ10まで押し上げる必要がある...。そして彼はやりすぎてしまう。美しく撮られている。壮大な作品のようだ」とツイート。

※離陸を意味するテイクオフと、人気が出ることのテイクオフのダブルミーニング。

 The Hollywood Reporterは、「『トップガン マーヴェリック』のオープニングは、1986年に公開されたトニー・スコット監督のオリジナル作品の雰囲気を再現しており、アイコニックなスコアとケニー・ロギンスの『Danger Zone』を使用して、パイロットが空母から離陸するシーンが描かれている」と、オリジナル作品の空気が新作にも受け継がれているという期待の高まるコメントをした。

 『トップガン マーヴェリック』は、11月19日(金)に日米同時公開。(フロントロウ編集部)

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