『トップガン マーヴェリック』トム・クルーズがあのキャラの復帰を熱望
映画『トップガン マーヴェリック』は、1986年に公開された映画『トップガン』の約34年ぶりの続編。現在59歳のトム・クルーズが再び主演を務め、アメリカ海軍パイロットのエリート養成学校、通称“トップガン”で活躍する。
実は『トップガン マーヴェリック』の制作が始まった時にトム・クルーズは、『トップガン』に登場したアイスマン演じるヴァル・キルマーが出演しないのであれば、映画には出演したくないとさえ考えていたことが明らかになった。
本作のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーは米Peopleのインタビューで、「彼(トム)は、『ヴァルがいなければならない、彼が戻ってこなければならない。絶対に彼を映画に出さなきゃだめだ』と言ったんだ。そして、それが原動力になった。我々は皆、彼(ヴァル)を望んでいたけど、トムは『トップガン』をもう一度作るなら、ヴァルを出演させなければいけないと強く主張していたんだ」と語った。
病と戦っていたヴァル・キルマー
ヴァルは『トップガン』以外にも『バットマン フォーエヴァー』や『ヒート』など、数々の人気映画に出演してきた人気俳優。舞台俳優からハリウッド俳優へと転向した彼は、高い演技力だけでなく、その独特な声にも人気があった。
しかし近年喉頭がんを患い、2年にも及ぶ闘病生活に。幸い病を克服したが、気管切開によりその美声を以前のように出すのが難しくなってしまったという。
そんな状況であってもヴァルは『トップガン マーヴェリック』制作陣の熱意により、同作への出演を承諾。ジェリー・ブラッカイマーはトムとヴァルが再会した時の様子について、「とても感動的だった」と語り、「私たち全員にとって、本当に感動的な経験だった。そこ(共演)にたどり着くまでには長い時間がかかったが、我々はなしとげたんだ」と続けた。
映画『トップガン マーヴェリック』は、11月19日に日本公開予定。(フロントロウ編集部)