カミラ・カベロ版『シンデレラ』ついに配信
アメリカの人気ガールズグループであるフィフス・ハーモニーの一員だったシンガーのカミラ・カベロが初めて主演を務めた映画『シンデレラ』がAmazonプライム・ビデオで配信開始となった。
本作は、誰もが知るクラシカルなおとぎばなしの『シンデレラ』の話をアレンジした上で、現代の人気POPソングを織り込んだ、全く新感覚の『シンデレラ』。真実の愛を求めるだけでなく、自分の夢を自分自身の手で実現させるために努力するシンデレラの姿が描かれている。
そんな本作でカミラ演じるシンデレラの夢を実現するために力を貸すファビュラス・ゴットマザー役として出演している俳優兼シンガーのビリー・ポーターが、14歳の頃からの夢を明かした。
ビリー・ポーター、夢は「男性版ホイットニー・ヒューストン」
ビリーはアカデミー賞やメットガラといったイベントでジェンダーの枠組みにとらわれない自由な着こなしを披露し、ファッションアイコンとして注目を浴びながら、1980年代のニューヨークを舞台にアフリカ系とラテン系のLGBTQ+コミュニティのリアルを描いたドラマ『POSE/ポーズ』でもプライムタイム・エミー賞主演男優賞を受賞した注目の人物。
そんなビリーは、米Peopleとのインタビューで「私の14歳の頃の夢は“男性版ホイットニー・ヒューストン”になることだった」と明かした。ホイットニーといえば、日本でも「エンダーイヤー」というフレーズで知られる楽曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を歌ったことで知られる伝説のシンガー。
かつてビリーはホイットニー・ヒューストンに憧れ、彼女のようになることを夢見ていたが、映画『シンデレラ』では、自身のキャリアを生かし、自分自身のやり方でキャラクターにアレンジを加えたとコメントした。
「(『シンデレラ』で)私は他の誰かが以前にしたことをやろうとはしていなかった。『今回は私の番。私なら何ができるか?』と考えていた」
さらにビリーは、これまで伝統的に女性が演じてきたキャラクターを男性が演じることについて「魔法にジェンダーはない」と言い、ジェンダーの規範を破ることの重要性は、それが若い観客にどう影響するかにあると付け加えた。
「若い年齢…いや、どの年齢でも、自分自身のエネルギーが反映されるのを見ることは印象的で、人生が変わるもの」と語ったビリーは、「子供たちは、私たちが存在していて、みんなの味方であることを理解していると知る必要がある」と、新しい『シンデレラ』の魅力を語った。
映画『シンデレラ』は、9月3日よりAmazonプライム・ビデオで配信中。(フロントロウ編集部)