心理スリラー『Don’t Worry Darling』
映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』のオリヴィア・ワイルド監督が、新作『Don’t Worry Darling』のティーザー映像を公開した。
ガールズコメディである『ブックスマート』では観客を爆笑の渦に包みこんだワイルド監督だが、『Don’t Worry Darling』は心理スリラー。その主演を務めるのは、『ミッドサマー』や『ブラック・ウィドウ』で有名なフローレンス・ピューともなれば、期待は高まる。
本作の舞台は、1950年代。フローレンスが演じるのは専業主婦のアリス。その夫であるジャックとともに、ユートピアのようなコミュニティで暮らしている。しかしアリスは、彼の友人たちは何かを隠しているのではないかと疑い始める…。
3月にオリヴィア・ワイルド監督が公開したファーストルック。
ジャックを演じるのは、シンガーで俳優のハリー・スタイルズ。本作は心理スリラーだが、1950年代が舞台であるため、撮影現場で目撃されてきた彼の50年代風ファッションはファンの目をハートにしてきた。
『Don’t Worry Darling』のティーザー映像
そんな『Don’t Worry Darling』のティーザー映像では、“ユートピアのようなコミュニティ”だろうか、温かみのある映像が映し出される。しかしそのBGMは、不気味…。しかも最後には、アリスと見られる女性が、顔面をビニール素材のようなもので巻かれている姿が。
一方で、ファンの目をくぎづけにしてしまったのは、やっぱりフローレンスとハリーの激しいキスシーン!
この2人に襲いかかる恐怖とは、一体なんなのだろうか…? 監督はあわせて、本作の全米公開は2022年9月23日であること、ストリーミングサービスでの同時配信はなく、劇場公開されることも発表した。
本作には、フローレンスやハリーの他にも、『オールドガード』のキキ・レインや『エターナルズ』のジェンマ・チャン、『ワンダーウーマン』のクリス・パイン、そしてワイルド監督自身なども出演する。
ワイルド監督は、本作の次には、1996年のアトランタオリンピックで大活躍した体操選手ケリー・ストラグを描く『Perfect(原題)』の撮影を行なう。ガールズコメディから心理スリラー、そして自伝的作品というまったく異なる映画を次々に制作するその才能には感服。
ちなみに、監督とハリーは、本作での共演がきっかけで交際をスタートした。
(フロントロウ編集部)