シンガーのカミラ・カベロが、新型コロナウイルスのパンデミック直前、“燃え尽き症候群”になっていたことを明かした。(フロントロウ編集部)

カミラ・カベロが“燃え尽き症候群”になった時にことを振り返る

 先日、Amazon Prime Videoで配信がスタートした映画『シンデレラ』で俳優デビューを果たしたシンガーのカミラ・カベロが、新型コロナウイルスのパンデミック直前、いわゆる“燃え尽き症候群”になっていたことを米Page Sixのインタビューで明かした。

燃え尽き症候群とは?
過剰かつ長期的なストレスにより、感情的、肉体的、精神的に疲弊した状態を指す。一生懸命な人ほど陥りやすく、ストレスが続くと、仕事などそれまで熱心に取り組んでいたことへの興味やモチベーションが失われていく。

 カミラは、「ロックダウンが始まる前、私は燃え尽き症候群になっていた。ものすごく大きな不安が抱えながら生活していたの。自分の手に負えなくなっていて、続けるのは不可能な状態だった。足を痛めたまま走っているような感じで、当時の私は自分の気持ちにまったく耳を傾けていなかった」と言うと、こう続けた。

 「自分自身にすべて順調だと言い聞かせてた。『私は大丈夫、私は大丈夫』って。でも、あのときの私に必要だったのは、『本当はどう感じているのか?』と自分に問いかけ、(何か問題がある場合は)それを解決することだった。私は自分に助けを求める許可を与える必要があった。なぜなら、私は助けを必要としていたから。治療(=セラピー)が必要だったから」

画像: カミラ・カベロが“燃え尽き症候群”になった時にことを振り返る

 カミラによると、新型コロナウイルスによるパンデミックがきっかけで、「足が折れた状態のまま走り続けるのではなく、ちゃんと治してからにしよう」と考えを改めたそうで、「過去には、家にも帰らず、人間関係を築く時間もなく、健康で幸せな時間を過ごすこともできず、ただひたすら仕事をして、気分が乗らないまま走り続けていた時期もあった。それは、今の私には絶対にできない。もしまたそういう状態に陥ったら、そのときは『ごめん、みんな(これ以上はできない)』って伝える。今回の件で、自分を大切にしなければならないことがよくわかった。自分が限界に達したとき、それがわかるのは自分以外にいないから。そういう意味でも自分を大切にしなければならない」と、今はちゃんと自分の心と向き合っていることを明らかに。

 ちなみに、10代の頃から不安症と闘ってきたカミラは、燃え尽き症候群になってしまったことをポジティブにとらえているそうで、「バランスについてたくさん学んだ。あと、“断る”ことも。だって、(無理をするよりも)1時間のセラピーを受けたり、友人に会ったりする方が良いでしょ。大事なのは、自分が燃え尽きるところまで行かないようにすること」としている。(フロントロウ編集部)

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