※この記事には、ドラマ『ワンダヴィジョン』のネタバレが含まれます。
『ワンダヴィジョン』の演技が高い評価を得たキャスリン・ハーン
米現地時間9月19日に開催された第73回プライムタイム・エミー賞において、最優秀リミテッドシリーズを筆頭に合計23部門にノミネートされるなど、最もノミネーションを獲得した番組の1つとなった『ワンダヴィジョン』は、マーベルスタジオによる初のオリジナルドラマとして今年1月〜3月にディズニープラス(Disney+)で配信されたドラマ。
マーベルのMCUシリーズといえば、言わずと知れた最も有名な映画シリーズの1つで、同シリーズへの出演をきっかけに、世界的な知名度を獲得した俳優も多いが、第73回プライムタイム・エミー賞にてリミテッドシリーズ・TV映画部門助演女優賞にノミネートされたキャスリン・ハーンは、『ワンダヴィジョン』でMCUデビューを果たした俳優の1人。
リミテッドシリーズ・TV映画部門助演女優賞の受賞こそ逃し、同賞のトロフィーは『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』のジュリアンヌ・ニコルソンの手に渡ったが、劇中でアグネスからヴィランの魔女であるアガサ・ハークネスに変貌するアグネスを見事に演じたキャスリンの演技は、高い評価を集めた。
キャスリーン・ハーンが子供との気まずいエピソードを明かす
MCU俳優の仲間入りを果たして世界中にさらに多くのファンを獲得したキャスリンだったが、彼女がアグネスを演じたことで、家庭で子供がちょっぴり気まずい思いをしてしまうことがあったという。
プライムタイム・エミー賞のレッドカーペットで米Peopleのインタビューに応じたキャスリンは、自宅でアグネス役の役作りをしていた時のエピソードについて語り、「子供たちからは、しょっちゅうからかわれていたよ」と、夫で俳優のイーサン・サンドラーとの間にもうけた14歳と12歳の2人の子供とのエピソードを明かしている。
「ある時、私が魔女の動き方を練習していたら、息子は『オーマイガー!ママ!』っていう感じで。まるで、シャワーから出てきた私を見たかのような反応でね。すごく恥ずかしそうにしていたよ」と、息子が自分を見て恥ずかしそうにしていたことがあったと明かした上で、「ちょっとクールぶっているんだろうね」とキャスリン。
「私に見せたくないんだよ。息子は10代だからね」と続けて語り、10代の思春期であるが故に、演技をしている母親に対して素直なリアクションができないのだろうと冷静に分析した。
インタビューのなかで、キャスリンは『ワンダビジョン』への出演は掛け替えのない経験になったとして、次のようにも語っている。「制作していた時、私にとってこの番組は本当に大きな意味を持っていた。これほど大きな作品になれる機会をもらえたことや、あれだけのスケールでできたことは夢のようだった」。
多感な時期にあるため、アグネスを演じる母親に素直な反応ができずにいたという子供だが、心のなかでは、MCU作品で大役を演じた母親のことを誇りに思っているかもしれない。(フロントロウ編集部)