『セックス・アンド・ザ・シティ』スタンフォード役のウィリー・ガーソンが死去、共演者が追悼コメント

スタンフォード役のウィリー・ガーソンが急逝

　過去2回にわたって映画化もされたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタンフォード役で知られる俳優のウィリー・ガーソンが、現地時間9月21日の午後、家族に見守られながら息を引き取った。享年57歳。死因は公表されていないが、米TMZはがんと闘っていたと伝えている。

　ウィリーは、1990年代後半から2000年代にかけて一世を風靡した『セックス・アンド・ザ・シティ』で、主人公キャリーの親友スタンフォードを演じて一躍人気者に。スタンフォードはシリーズに欠かせないキャラクターとなり、現在、制作が進行する続編『And Just Like That...（アンド・ジャスト・ライク・ザット…）』にも出演予定だった。

　実際、今年7月にキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーと、2010年公開の映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』でスタンフォードとゴールインしたアンソニー役のマリオ・カントーネと一緒に撮影に臨む姿をカメラがとらえていた。

　『セックス・アンド・ザ・シティ』シリーズを制作するHBOは、訃報を受けて、「ウィリー・ガーソンは、人生においても、スクリーン上でも、献身的な友人であり、彼の世界にいるすべての人にとって明るい光でした。彼は、HBOの数ある作品の中で最も愛されているキャラクターのひとつを生み出し、25年近くにわたって私たちの家族の一員でした。彼が亡くなったことを知り、深い悲しみに包まれています。彼の家族や愛する人たちに心からの哀悼の意を表します」と声明を発表している。

『SATC』共演者が続々と追悼コメント

シンシア・ニクソン（ミランダ役）

　「ウィリー・ガーソンを失ったことは、非常に悲しいことです。私たちはみんな彼を愛し、彼と一緒に仕事をすることを楽しみにしていました。スクリーン上でも実生活でも、彼はかぎりなくおもしろい人でした。彼は光、友情、そしてショービジネスの伝説の源でした。彼はつねに完璧なプロフェッショナルでした。私の心は、彼の息子であるネイサン・ガーソンにあります。ネイサン、彼がどれだけあなたを愛していたか、そしてあなたの父親であることをどれだけ誇りに思っていたかを知っておいてください」

マリオ・カントーネ（アンソニー役）

　「彼以上に素晴らしいテレビ上のパートナーはいませんでした。私は完全に打ちのめされ、悲しみに打ちひしがれています。私たち全員の前から姿を消してしまうなんて…。あなたは神々からの贈り物でした。どうか安らかに眠ってください、私の愛する友人よ。あなたのことを愛しています」

エヴァン・ハンドラー（ハリー役）

　「（ウィリーが亡くなったことは）『セックス・アンド・ザ・シティ』および『アンド・ジャスト・ライク・ザット…』ファミリー全体にとって、ウィリーの家族にとって、そして世界にとっての悲劇です。ウィリーは王子であり、彼が存在したすべてのグループの市長でした。そして最も重要なのが、彼は親であったということです。彼の息子のことを思うと悲しくてなりません。彼は最高に面白い人でした。神のご加護がありますように」

キム・キャトラル（サマンサ役）

　「とても悲しいニュースです。そして、『セックス・アンド・ザ・シティ』ファミリーにとって非常に悲しい損失です。哀悼の意を表します。親愛なるウィリー、どうか安らかにお眠りください」

デビッド・エイゲンバーグ（スティーブ役）

　「ウィリー…。最も親切で最も美しい人間です。彼より素晴らしい人はいません。友よ、安らかにお眠りください。あなたはこれからも人々の記憶のなかに生き続けます」

クリス・ノース（ミスター・ビッグ役）

　「ウィリー（※ハート&割れたハートの絵文字を添えて）」

（フロントロウ編集部）