残り2作品で完結となる映画『ワイルド・スピード』シリーズ。監督を務めるジャスティン・リンが、最終章についてコメントした。(フロントロウ編集部)

完結が迫る『ワイルド・スピード』シリーズ

 映画『ワイルド・スピード』は、2001年に第1作目が公開され、2021年8月6日に9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開された人気カーアクションシリーズ。

画像: 完結が迫る『ワイルド・スピード』シリーズ

 本作はすでに全10作で完結することが発表されており、最終章となる10作目は、前・後編の2部構成になると主演のヴィン・ディーゼルが発表している。

 20年以上続く本シリーズで監督を務めるジャスティン・リンは、有終の美を飾る10作目が2本の映画になることについて自身の考えを述べた。

ジャスティン・リン、『ワイスピ10』が2本になることについて

 米Colliderのインタビューに答えたリン監督は、「最終章を2本の映画にするという考えは正しい」とコメント。

画像: ジャスティン・リン、『ワイスピ10』が2本になることについて

 そして、「僕が初めてこのシリーズに参加したとき、続編は与えられたものではなくて、掴み取らねばならないものだった。だからここに座って『そう、あと2作あるんだ!』と君に言いながら、その状況に僕は『すごいな』思っている」と、2006年に初参加した『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』の思い出を振り返りながら、続編が約束されたものであることのありがたみを語った。

 さらに、「毎日目が覚めると、物語の設定を練り直して、そのプロセスがどうであれ、最良の結果が得られるよう努めている」と、ワイスピに携わることへの本気度を示した。

 そしてリン監督は、「1つの章を2つの映画で表現するのは正しいと思う。それが今の僕がいる場所だ」と、どんな方法で最終章が描かれるにせよ、2本の作品にするという壮大なアイディアに太鼓判を押した。

 『ワイルド・スピード』は10章で完結するが、今後もスピンオフや新シリーズを含めた“ワイスピ・ユニバース”は展開されていくものとみられている。長年続く作品のメインストーリーが終わるのは少し寂しい気もするが、女性メンバーを中心にしたスピンオフも計画されているので、今後の動向もチェックしたい。(フロントロウ編集部)

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