グライムスがイーロン・マスクとの破局報道にコメント
カナダ出身のアーティストであるグライムス(33)は先日、2018年から交際していた、テスラ社やスペースX社でCEOを務めるイーロン・マスク氏(50)と破局を迎えたことが報じられた。
破局の第一報を伝えた米Page Sixによれば、グライムスとマスク氏は現在「半別居中」とのことで、マスク氏は米Page Sixに対し、「私たちは半別居中ですが、今もお互いへの愛を持っています。頻繁に会っており、良好な関係にあります」と、今もグライムスとの関係は良好であると強調した上で、「彼女は今は私のところにいますし、ベイビーXも隣の部屋にいます」と、昨年5月に誕生した第1子X AE A-XIIの子育てのために協力していると明かした。
グライムスと半別居になるに至った経緯については、マスク氏が次のように説明している。「スペースXやテスラでの仕事のために、私は基本的にテキサスか海外に滞在せざるを得ない一方で、彼女は基本的にロサンゼルスで仕事しているというのが(理由の)大部分です」。
破局報道が一斉に伝えられて以来、この報道についてコメントしていなかったグライムスだったが、今回、米Page Sixの取材にメールで回答して、冗談を交えながら次のようにコメントを寄せたという。「イーロンと離れて(木星の衛星の1つである)エウロパを開拓して、レズビアンの宇宙共同体を築くつもり」
レズビアンのAIによるスペースオペラがテーマの新作を制作中のグライムス
自身のセクシャリティについては明言していないグライムスだが、今年に入ってからコロムビアレコードと新たにアーティスト契約を結んだグライムスは以前、来たるニューアルバムのテーマについて“レズビアンのAIによるスペースオペラ”がテーマになると明かしていた。
グライムスは今年7月にアップしたインスタグラムの投稿のコメント欄で、リリース日の明かされていない来たるニューアルバムについて、「憧れの女の子に愛を教えれば人間らしさを取り戻せるかもしれないと思った男性のエンジニア」によって作られた「CLAIRE DE LUNEという人工の売春婦についてのスペース・オペラ」になっていると説明している。
「彼女は次第に、自分が本質的には男目線で作られた操り人形だということに気付いていき、2人の関係は複雑になっていくの」とグライムスは続けている。そんななかで、“ノー・ワン(NO ONE)”という究極のAIが混乱を引き起こすために“ダーク・マター(Dark Matter)”というAIの悪魔を送り込んでくる。CLAIRE DE LUNEは突然の脅威として訪れたダーク・マターと対峙することになるのだが、「自分たちだけが世界で唯一の完全体のAIだということに気が付いた2人が、レズビアンとして恋に落ちる」ことになるのだという。
ニューアルバムの詳細については未だ明かされていないが、グライムスは以前、レーベルからは“シングルにならない”と言われてしまったという新作からの音源の一部を公開している。(フロントロウ編集部)