株式会社ドリームインキュベータが、多様性が認められる寛容な社会の実現に向けた絵本を発刊。その名も「ふたりのももたろう」。多様性のある目線でとらえた「ももたろう」の物語とは?(フロントロウ編集部)

1冊の中に2つのストーリーが入った「ももたろう」

 絵本「ふたりのももたろう」は、絵本の本文がじゃばら構造になっており、その表と裏で異なる視点からのストーリーを描いたもので、1冊の中に2つのストーリーが入っているこれまでにないユニークな絵本。

画像1: 1冊の中に2つのストーリーが入った「ももたろう」

 そして登場するのは題名のとおり、2人のももたろう。2つのストーリーのうち1つは一般的に広く知られている“ももたろう”の話。そしてもう1つのストーリーは、“鬼に育てられたももたろう”が主人公になっている創作された話になっており、ひとつのストーリーを2つの視点から描いている。

画像2: 1冊の中に2つのストーリーが入った「ももたろう」

 一般的なももたろうは鬼退治に行くももたろうの視点から語られる話だけれど、では鬼側からの視点ではどうだったのだろうか? 鬼は本当に悪者だったのだろうか?

 この「ふたりのももたろう」では、鬼退治に行く“ももたろう”と、鬼に育てられた“ももたろう”という立場の違う2人の物語が交錯しており、異なる考え方を持つ2人の主人公の物語を読みつなぐことで、多様性のある視点や違う立場に立って考えるきっかけを提供する。

画像3: 1冊の中に2つのストーリーが入った「ももたろう」

子供の共感力を育み、優しい社会へ

 発行元の株式会社ドリームインキュベータは、新型コロナウイルスの流行によりさらに加速している、社会の“格差”や“分断”に対して課題を感じ、多様性が認められる寛容な社会の実現に向けた複数の企画を推進。

 生活者がより多様に複雑になっていく現代社会で、相手を理解することが難しくなっていくなか、ますます相手の立場に立って考えることや共感力が重要になってくると感じているという。そして、子どもの共感力を育むことを目的に、“相手の立場に立って考える”きっかけを提供する絵本を企画・出版に至った。

 今世界的にも、古くからある童話などのストーリーも、新たな観点から光を当てられ、エンタメ業界では次々と新しい物語が生まれている。日本で古くから親しまれてきた「ももたろう」の話には、どんな新たな側面が見られるのか。子供向けはもちろん、大人もぜひ手に取ってみては。

販売方法 : 全国の書店およびネット書店(Amazon、楽天ブックスなどで、予約受付中)
作・企画・造本 : 木戸優起(DI ビジネスプロデューサー)
絵 : キタハラケンタ(キャラクターデザイナー・イラストレーター)
発行者 : ドリームインキュベータ
定価 : 1,980円(税込)
公式サイト : www.tskn.jp/momotaro/?f=frow
発売中

(フロントロウ編集部)

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