ラミ・マレックが上演時間「163分」の価値を約束
人気スパイ映画『007』シリーズの25作目で、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグのシリーズ卒業作でもある、映画『007/ノータイム・トゥ・ダイ』で悪役サフィンを演じる俳優のラミ・マレックが、シリーズ史上最長の「163分」という壮大な上映時間をめぐってファンからさまざま意見があがっていることをうけて、「1分1秒の価値がある」と約束した。
米Digital Spyの取材に応じたラミは、一部のファンから上映時間が「長すぎる」という声があることに対して、「他のボンド映画よりも上映時間が少し長いと言われてるけど、最初から最後まで1秒ごとにガッツポーズをするような作品だと言っておくよ」と言うと、「劇場を出るとき、感動と楽しみ、そしてボンド映画に求めるものをすべて手に入れることができると思う。ダニエルは素晴らしい仕事をした。彼にとって最高の送り出しとなったと思う」と付け加えた。
ちなみに、『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で『007』シリーズに初参加したラミは、撮影中の思い出を聞かれ、「ボンドの撮影現場にいると、(自分の出番が終わっても)すぐに自分のトレーラーに戻る気にならないんだ。スタントやほかの俳優の演技、監督の撮影のやり方、現場で起こっていることすべてを見ていたいと思う」と振り返っている。
撮影終了後に現場から愛着のある小道具を持ち帰ったことも明かしているが、詳細については、「若いときは小道具を自分の手元に残すことは考えたこともなかった。でも、少し歳をとって、懐かしさにひたることを覚えた。だから、(『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のセットから)いくつか持ち出したものがあるかもしれないけど、ここでは共有しないよ」と公表を拒んだ。(フロントロウ編集部)