ある意味、ファンの記憶に残るバットマン作品
DCコミックスのヒーローであるバットマンは、これまでに多くの映像作品が生み出されてきている。クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作といった傑作も生まれてきた一方で、酷評されるにいたった作品も…。
1997年公開の映画『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』は大コケした作品として映画史に残るほどの結果に。1995年公開の前作『バットマン フォーエヴァー』は大ヒットしたうえ、監督もジョエル・シュマッカーが続投したため、続編が酷評される出来となったことは、ある種驚きの結果だった。
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』は、アーノルド・シュワルツェネッガーやユマ・サーマン、アリシア・シルヴァーストーンなど、超人気俳優が共演を果たしたことも印象的。主人公のバットマン役は、ヴァル・キルマーからジョージ・クルーニーへ交代となった。
ジョージ・クルーニー、自分はシリーズを破壊した
そして、DCコミックスをベースとした新作『ザ・フラッシュ』が現在制作中であり、本作には、過去にバットマンを演じた俳優たちが、バットマン役で登場することが話題となっている。出演するのは、マイケル・キートンとベン・アフレック。
残念ながらジョージの出演はないが、そのことについて、ジョージ本人が米Varietyのインタビューでコメントした。
「制作陣に(出演を)オファーされなかったんだ。僕がやったみたいに、あるシリーズを破壊すると、『ザ・フラッシュ』が制作されても制作陣は(自分とは)別のほうを向くよね」
笑顔でそう話したジョージからは、出演をオファーされなかったことは仕方ないと思っていることが分かる。
とはいえ、『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』はジョージにとっても少し苦い思い出になっているよう。彼は、妻で法律家のアマル氏に『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』は見せないようにしているという。というのも、この作品を見せたら、妻から尊敬されなくなってしまうと感じているから。
「『妻に尊敬されたい』ってなってしまう映画はいくつかあるんだ」とのこと。
(フロントロウ編集部)