ディプロがレイプ容疑などで刑事告訴される可能性が浮上
プロデューサーとしてジャスティン・ビーバーなど数多くの有名アーティストの楽曲を手がけ、ソロでの活動や、メジャー・レイザーのメンバーとしても知られるDJ/プロデューサーのディプロ(42)が、レイプ容疑で刑事告訴される可能性が浮上。米Buzzfeedが報じた。
米Buzzfeedによれば、ロサンゼルス検察は現在、2020年10月に警察が捜査した件について、ディプロを刑事告訴することを検討しているという。匿名の25歳の女性は昨年10月、ディプロに同意なしで性行為を撮影されたほか、同意なしの性行為によって、自分が性感染症のクラミジアに感染していることを知りながらクラミジアをうつされたとして、警察に通報していた。
米Buzzfeedが入手した法的文書によれば、女性は当時17歳だった頃にツイッターでディプロからアプローチを受け、その後、21歳になった2018年3月に初めて彼と性的な行為を行なったという。また、翌年にはラスベガスで行なわれたディプロのライブのアフターパーティーで彼から同意なしに性行為をされ、この時にクラミジアを感染させられたと主張している。
ロサンゼルス検察が米Buzzfeedに明かしたところによれば、彼らは現在、当時の捜査「資料に目を通しているところ」ところだという。
ディプロが長文で疑惑を否定
刑事告訴される可能性が報じられたことを受けて、ディプロはインスタグラムに長文の声明を投稿。そのなかで、被害を訴えている女性について「ストーカー」だと批判した上で、「彼女は僕の執着的なファンで、僕が彼女との連絡を断った後からは、僕の業務やビジネスを妨害し、僕や僕の親しい友人に嫌がらせをしたり、僕の家族を脅迫したりすることが、彼女にとっての唯一の関心事になったようです」と綴った。
「(初めて会った)後で、僕らは数ヶ月の間連絡を取り合いました。些細なことを話したり、性的なやり取りを交わしたりしたなかで、彼女は僕に写真や動画を送ってきました。最終的には、手に負えなくなるほどになり、彼女が僕に執着し始めたように感じたので、僕は彼女に連絡することを止めました。それが、僕や僕の家族、友人たちが彼女から嫌がらせを受ける悪夢のような3年間の始まりでした」とディプロは続けている。また、ディプロは彼女とのメッセージのやり取りを動画で撮影したものも、自身の主張の裏付けとして、声明と併せてインスタグラムにアップしている。
ディプロは女性と性行為に及んだことは認めているものの、あくまで「同意の上」だったと主張している。
ディプロは女性から執着されているように感じるようになった後で女性のアカウントをブロックしたものの、女性はいくつも新しいアカウントを作ってディプロに接触してきたとしている。その後、女性の行動はエスカレートし、ディプロの「家族や子供たちの母親、自分がインスタグラムでコメントを残した女性たちも標的にするように」なったという。
この女性は昨年11月、ディプロが自身の許可を得ることなく、性的な行為を撮影してきたとして、接近禁止令を求めて訴状を提出。「リベンジポルノをディプロが流出させることを防ぐこと」が目的だと主張していた。一方で、ディプロは当時も、ディプロ自身と家族が女性から嫌がらせを受けているとして、逆に12月に彼女に対して接近禁止令を求めていた。
今回、インスタグラムで女性とのやり取りだと主張するスクリーンショットや映像を載せて無罪を主張したディプロ。一方で女性側は、ディプロが投稿した画像や映像はディプロにとって都合の良い部分だけを切り取ったものだと主張。その証拠として、ディプロが不都合なやり取りを削除した証拠とするスクリーンショットをツイッターに投稿した。(フロントロウ編集部)