“世紀を超えた法廷スキャンダル”映画『最後の決闘裁判』が10月公開
映画『ブレードランナー』や『グラディエーター』のリドリー・スコット監督による最新映画『最後の決闘裁判』が2021年10月15日に日本公開となる。
本作は、映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックが再びタッグを組み執筆した脚本を、スコット監督が映画化した歴史大作。また、ドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』のジョディ・カマー、『スター・ウォーズ』シリーズのアダム・ドライバーも出演している。
長年の親友、ベン・アフレック&マット・デイモンがキス?
本作のメインキャストに名を連ねるベンとマットは、30年近くともにハリウッドで活動してきた長年の大親友。先日、米トーク番組ETに出演した二人は『最後の決闘裁判』の撮影秘話を明かした。
ベンによると、なんとマット演じる騎士ジャン・ド・カルージュとベン演じるアランソン伯ピエール2世は、キスシーンを撮影する予定だったという。
「僕たちのスクリーン上での初キスになるはずだった」と言ったマットに対し、ベンは「(自分たちのキスは)まだおあずけだ」とコメント。というのも、そのシーンは撮影する直前にスコット監督が「(観客の)気が散るだろうから」といって削除したのだとか。
また、マットが「2人のキャラクターがお互いに憎み合っていて、それがとても楽しかった」と、親友であるベンとの撮影を楽しんだことを明かし、「実際、僕が彼(ベン)の前にひざまずくシーンでは、僕がセリフを言い始めたら、ベンが即興で『もっと近くに寄れ』と言って僕のセリフを遮ったんだ。そして、僕は立ち上がり、彼の前に再び跪かなければならなかった。あれは台本にはなかったんだけど、彼はそれを即興で言ったんだ」と語った。
そしてマットはベンが監督と主演を務めた映画『アルゴ』でアカデミー賞作品賞を受賞したことをからかい、二人で会う時には実際に「跪かねばならない」のだと語った。
ベン&マットが夢の共演を果たし、“親友パワー”で息のあった芝居をしたという映画『最後の決闘裁判』は、10月15日に日本公開予定。
【あらすじ】
百年戦争の真っただ中だった14世紀のフランス。騎士ジャン・ド・カルージュが戦地から戻ると、従騎士のジャック・ル・グリが彼の妻をレイプしていたことが発覚した。2人は親友だったが、許せないカルージュはル・グリの処刑を望み、裁判を起こす。しかし、お互いの意見が平行線をたどり、全く解決しない事態に…。ついに2人は、「決闘裁判」で決着をつけることに決め、貴族や数千もの民衆が見つめるなか、甲冑に身を固め、命を懸けて戦う。
(フロントロウ編集部)