ゼイン・マリクは容疑を争わず、360日間の保護観察処分へ
モデルのジジ・ハディッドと ワン・ダイレクションの元メンバーでミュージシャンであるゼイン・マリクは、2015年に交際を始め、その後破局と復縁を繰り返しながら、2020年に第1子が誕生。2021年4月のジジの誕生日にも、ラブラブそうな姿を見せていた。
しかし10月、ジジの母親であるヨランダ・ハディッドがゼインに暴力をふるわれたと主張しているという報道が出て、ゼインはツイッターに声明を発表(全文訳はコチラ)。予告なしに自宅に現れたヨランダとの間にトラブルがあったことを認めたが、米TMZに対する声明では「殴った」ことは否定し、「ヨランダが虚偽の主張を再考し、プライベートで家族の問題を解決する方向に向かうことを願っています」とした。
そしてその後、事件が起きたペンシルベニア州の警察によって4つのハラスメント関連の罪に問われたゼインはそのすべてに対して「争わないことに合意」して、360日間の保護観察処分となることと、ドメスティック・バイオレンスとアンガーマネジメントのクラスに通うことに合意した。
ジジ・ハディッドの母親との間に何があった?
フロントロウ編集部が入手した裁判資料から、警察がヨランダらからの聞き込みによって作成した報告書によると、事件の経緯はこう。
この日、ジジがいない間にペンシルベニア州の家でゼインが子供カイと過ごしているところにヨランダが現れ、何かしらの理由で2人は口論に発展。その結果、激昂したゼインはオランダ出身であるヨランダを「オランダのアバズレ」などと呼びながら「俺の娘から離れろ」と要求し、ヨランダをつかみドレッサーに突き飛ばして「精神的苦痛、肉体的苦痛を与えた」とされている。
さらにゼインはジジに対して、「俺の家で、自分のパートナーを自分の母親から守るために根性出せよ」と言ったのだが、この時に汚い言葉を使ったため、今回かけられた4つのハラスメント容疑にはジジに対する言葉のハラスメントも含まれた。ちなみにジジはこのとき自宅にいなかったとされているため、電話越しでの発言だったと推測できる。
資料によるとその場にはセキュリティスタッフもいたが、ゼインは「俺の家から出て行けこのクソ警察が!」と怒鳴り散らし、このスタッフと戦おうとしたとされている。
事件後、関係者がPeopleの取材に答え、ゼインの関係者は2人の関係を「有害だった」と証言。ジジの関係者は「ゼインはとても複雑な人で、ジジにとって一緒に暮らすのが難しいこともあった」とした。一方でそれぞれが素晴らしい親であることは双方の関係者が認めている。(フロントロウ編集部)