10月29日より公開となったホラー映画『ハロウィン KILLS』より、ローリー・ストロード役を演じるジェイミー・リー・カーティスとその孫娘アリソンを演じるアンディ・マティチャックにフロントロウ編集部が単独取材。シリーズに新たに追加されたLGBTQ+要素について「とても気に入っている」とコメント。(フロントロウ編集部)

※この記事には、『ハロウィン KILLS』のネタバレが含まれます。

ハロウィンにぴったり!『ハロウィン KILLS』が公開

 映画『ハロウィン』は、1978年に第1作目が公開され、現在までに11作もの関連作品が公開されている大人気ホラーシリーズ。

画像: ©UNIVERSAL PICTURES

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 仮装用のマスクを被った殺人鬼の“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズが登場し、主人公のローリー・ストロードがそれに立ち向かうというストーリーで、多くのファンを魅了し続けている。

 そんな本作の最新作が10月29日より日本公開となった。フロントロウでは本作で長年にわたりローリー・ストロード役を演じているジェイミー・リー・カーティスと、その孫娘アリソンを演じるアンディ・マティチャックに直接取材。

インタビュー:『ハロウィン』シリーズに追加されたLGBTQ+要素

 今回マイケルの実家には、新しい住民であるビッグ・ジョンとリトル・ジョンというゲイカップルが住んでいるという設定。とはいえ「ゲイカップル」という部分が不自然に強調されていたり、侮辱的な意味があったりするわけではなく、ただ仲睦まじいカップルのひとつとして描写されていた。

 フロントロウ編集部がそのシーンの意義について尋ねると、アンディはこう語った。

画像1: インタビュー:『ハロウィン』シリーズに追加されたLGBTQ+要素

 「私もそのこと(シリーズにLGBTQ+要素が追加されたこと)をとても気に入ってる。すごく好き。なぜかというと、マイケルの家に住んでいるのが“同性のカップル”とうわけではないから。ただその2人の人間がマイケルの家に住んでいて、たまたま2人が同性カップルだったっていう描かれ方をしているところがとても好き」

 どうやら、アンディ自身もそのシーンのカップルが自然に描かれていることに満足しているよう。

 続けて彼女は、「だからこそ監督は素晴らしい脚本家でもあるし、共同脚本家のダニー(・マクブライド)やスコット(・ティームズ)などみんな本当に素晴らしいのが、1人の人間を1人の人間として見ていること。例えばジェンダーや、セクシャリティとか、そういったもので彼らを定義しようということをしていないところがすごく素晴らしいと思う」と、監督や制作に携わった人々のジェンダー観、セクシャリティ観の素晴らしさを語った。

 「だから、あの映画の中で(あのシーンを)見ると、すごく効果的だと思うんだよね。お互いのことを愛しているカップルがマイケルの家に住んでいて、そんな彼らがこれから非常に強烈な体験あるいは人物と対峙しなければいけなくなるという、そういう物語になっているから」

画像2: インタビュー:『ハロウィン』シリーズに追加されたLGBTQ+要素

 『ハロウィン』という歴史の長い映画でこのようにLGBTQ+要素が自然に取り入れられていることをかなり気に入っている様子のアンディに対し、「私も全く同意見」と深く頷いたジェイミー。

 ジェイミーは以前、自身の子供がトランスジェンダーであることを公表しており、『ハロウィンKILLS』でのゲイカップルの適切なレプリゼンテーションにはかなり納得している様子だった。

 映画『ハロウィンKILLS』は、10月29日より公開スタート。(フロントロウ編集部)

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