『GoT』最終章の“スタバのカップ”
2011年から2019年にかけて放送された大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』はメインキャラクターが多い群像劇で、名シーンも多い。
とくに最終章であるシーズン8では、それぞれのキャラクターが様々な局面を迎え、視聴者の心に残る多くのシーンが生まれたが、一方で、ある珍事が起こったことも覚えているだろうか?
それは、誰かが置いて行ってしまった紙コップの映り込み!
We need a spin off series about the baristas of Westeros #GameofThrones #starbucks pic.twitter.com/j0qgvTYOD9
— Tom (not a TD) (@Thomasbyrne) May 6, 2019
シーズン8第4話はその放送時、エミリア・クラークが演じるデナーリス・ターガリエンの目の前に、『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界観とは合わないコップが置かれていた。その後コップは修正で消されたため現在は見ることができないが、独Statistaの調査では、第4話の視聴者数は全米で約1,200万人。もちろん多くのファンはコップを見逃すことはなく、ジョークとして大いに楽しまれる結果に。
紙コップの実際のブランドは不明だが、これによってスターバックスが得た“無料広告”の価値は、なんと約200億円以上と推定されている。
ソフィー・ターナーに疑われたキット・ハリントン
そして当然、その直後には“犯人は誰なのか”という疑問も湧き、様々な予想が。サンサ・スタークを演じたソフィー・ターナーは、米トーク番組『The Tonight Show』に出演した際に「誰の前にあるか見てよ。エミリア・クラーク!」と予想していたが、じつは、ジョン・スノウを演じたキット・ハリントンにも疑いの目を向けていたよう。
最新作としてMCU映画の『エターナルズ』に出演しているキット。MCUはネタバレ厳禁の姿勢で有名だが、キットが米UPROXXに話したところによると、彼は間違えてネタバレしないことに自信を持っているそう。
そして、「撮影にコーヒーカップを置いて行ったって言われたことがあるけど、あれは僕のじゃない」とコメント。キットがコーヒーカップと言えば、もちろん『ゲーム・オブ・スローンズ』のこと。そしてキットは、あれは自分のミスではないと断言した。
「彼女(ソフィー・ターナー)は僕のせいにしている。でも、あれは僕じゃないって誓うよ!他のネタバレとかも、僕じゃない。僕は上手いんだから!何もやらかしたことはない自信があるよ」
『ゲーム・オブ・スローンズ』については、キットのこの発言は、正しい。というのも、エミリアは以前、ヴィリス役のコンリース・ヒルに、あのコップは彼のだったと言って謝られたと明かしている。
キャスト内でもざわつくことになった出来事だが、犯人はキットでもエミリアでもなかった。
ちなみに、一方でキットは、『エターナルズ』に出演しているとウワサされるあの人について質問された時に、ネタバレとまではいかなかったものの、うまくかわし切れなかったことはある。
(フロントロウ編集部)