『ゲーム・オブ・スローンズ』のスタバのカップ騒動
最終回放送の翌日には、全米で1,000万人以上が“GoTロス”に陥ったと言われたほどの大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。
そんな『ゲーム・オブ・スローンズ』の「スタバのコーヒーカップ事件」といえば何のことか分かるファンも多いはず。
ヨーロッパの中世をイメージした時代に展開する『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章シーズン8の第4話で、エミリア・クラーク演じるデナーリス・ターガリエンの前には…?
We need a spin off series about the baristas of Westeros #GameofThrones #starbucks pic.twitter.com/j0qgvTYOD9
— Tom (@Thomasbyrne) May 6, 2019
なんと、超現代的なスターバックスのコーヒーカップが!
『ゲーム・オブ・スローンズ』の撮影現場ではスターバックスのコーヒーカップが持ち込まれることはあまりなかったそうで、多くのファンがスタバのものだと予想したコーヒーカップがどこのものなのかは正確には明らかにされていない。しかし、この「スタバのコーヒーカップ事件」でスターバックスが得た“無料広告”の価値は、なんと約200億円以上と推定されている。
1話あたり約11億円の製作費をかけていると言われる大作ドラマで起こったハプニングは、ファンの間では大喜利大会に。その後、制作陣によって画面からコーヒーカップを消す修正がされた。
スタバカップの犯人は誰?
大騒動になったスタバのカップ事件にかんしては、もちろん犯人は誰なのかと気になるファンも続出。
『ゲーム・オブ・スローンズ』でサンサ・スタークを演じたソフィー・ターナーが、米トーク番組『The Tonight Show(原題)』に出演した際には、「誰の前にあるか見てよ。エミリア・クラーク!」と予想していた。
そして10月31日の『The Tonight Show(ザ・トゥナイト・ショー)』には、ついにソフィーに犯人とされたエミリアが出演。ソフィーからの犯人扱いに不満があるそぶりを見せたエミリアは、なんと、コーヒーカップの本当の持ち主を告白した。
「エミー賞の前にパーティーがあったの。その時、あのシーンで私の隣に座ってたヴァリス役のコンリースが、私を横に引っ張って行って、『エミリア。私は君に話さなきゃいけないことがあるんだよ。あのコーヒーカップは私のだったんだ』って言ったの!あれは彼のだったの!あれはコンリースのコーヒーカップだったの!彼がそう言ったんだから」
なんと、全編を通して主要キャラクターとして登場し、エミリアが演じたデナーリスとも近い関係にあったヴィリス役のコンリース・ヒルがスタバのカップ事件の犯人だったことが判明!
あれだけの大騒動になりながら、コンリースが数ヵ月間その真実を秘密にしていたのには、こんな思いがあったよう。
「彼ってば、『多分そうだと思うんだよ。ごめんね。(ファンの)視線は君にいってたみたいだから、私はなにも言えなかったんだ』って言うから、思わず『はぁ!?』って言っちゃった(笑)」
.@EmiliaClarke reveals once and for all who the real #GameofThrones coffee cup culprit is! More with @EmiliaClarke on #FallonTonight! pic.twitter.com/4T8AKiqIQO
— Fallon Tonight (@FallonTonight) October 31, 2019
コンリースの代わりに、エミリアが大注目を浴びていたのは事実。騒動後に、エミリアが米バスケットボールチームであるヒューストン・ロケッツの試合を観戦していた際には、マスコットキャラクターである熊のクラッチがこれ見よがしにコーヒーカップを持って、エミリアの前に登場。会場を笑いと熱気の渦に包んでいた。(フロントロウ編集部)
一部加筆致しました。