不死のエターナルズがMCU映画化
映画『エターナルズ]』は、2021年11月5日に劇場公開となるMCU映画。アンジェリーナ・ジョリーやサルマ・ハエック、キット・ハリントン、リチャード・マッデン、ジェンマ・チャン、マ・ドンソク、バリー・コーガンなどの豪華キャストが出演することで話題を集めている。
本作は、超人的な能力と不死の肉体を持つ10人の守護者「エターナルズ」が、7000年の時を超えて再集結し、地球滅亡までに残された7日間を戦い抜くという壮大な物語。MCUで初めてLGBTQ+のヒーローとその家族が描かれることでも注目されている。
監督を務めるのは、映画『ノマドランド』で数々の映画賞を受賞し、第93回アカデミー賞ではアジア系女性として史上初、女性監督としても史上2人目となる監督賞に輝いたクロエ・ジャオ。
サノスの弟「エロス」は原作コミックではどんなキャラクター?
映画化で話題のエターナルズの血をひく存在としてコミック版で描かれたのが、サノスの弟であるエロス。別名「スターフォックス」とも呼ばれるヒーローで、原作となるマーベル・コミックに登場したのは1973年。高度な文明を持つ土星の衛星タイタン人と、長命の宇宙種族エターナルズの血を引いている。
兄のサノスとは異なり、パワーよりも性愛に興味を持つのんびりとした性格のエロスが自分の人生について深刻に考え始めたのは、サノスがタイタンを攻撃し母親を殺害したことがきっかけ。やがて彼は、アベンジャーズや親友のキャプテン・マーベルと共に、サノスを倒すための戦いに参加し、『エンドゲーム』に至るまで、タイタン人の数少ない生き残りとともに正義のために戦った。
『エンドゲーム』での戦いの後は、荒廃した土地を離れ、快楽主義的な冒険生活に戻ってロマンスと冒険を求め宇宙を放浪し、時々地球を訪れてはアベンジャーズの手助けをした。
「スターフォックス」という名前は、地球を訪れた際にヒーローのワスプが命名したもの。「エロス」という響きが地球上ではエロティックなものを連想させるため、その名がつけられた。
エロスの能力は?
エロスは、タイタン人とエターナルズの血を受け継いだ超人的な怪力と、俊敏性、耐久性、そして長い寿命、超音速の飛行能力などを持っている。とはいえ、ほかのエターナルズのメンバーよりは能力が低く、無敵とまではいえない。
一番の得意技は、他人の感情をコントロールすること。近くの人々の脳の快楽センターを刺激し、落ち着かせ、提案を受け入れさせることができる。特に、他人同士を恋に落としたり、微笑みで女性を誘惑したりといったことが得意だが、地球上でその能力を使ったせいで、裁判沙汰に発展したこともある。ちなみに、過去にサノスの精神を操ろうとして微笑みかけた際は、その能力は通用しなかった。
(フロントロウ編集部)