ハーフタイムショーの歴史に残る事件
1億人が鑑賞すると言われるNFLの頂上決戦であるスーパーボウルのハーフタイムショーは、これまで多くの人気アーティストがパフォーマンスしてきた舞台。その歴史の中には様々なことがあり、なかには驚くようなハプニングも。
その中でも有名なハプニングが、ジャスティン・ティンバーレイクとのパフォーマンス中にジャネット・ジャクソンの胸が露出して全米に生放送された事件。この出来事が、ドキュメンタリーになることが決定した。
このハプニングが起こったのは2004年のハーフタイムショーで、ジャネットとジャスティンが、ジャスティンの楽曲「ロック・ユア・ボディー(Rock Your Body)」をパフォーマンスしている時に発生。当初ジャスティンがジャネットの衣装をとってレースのブラジャーを露出させるという演出がなされる予定だったものの、衣装の不具合により、胸が露出してしまうという事態に。
ジャネットはこのハプニング後、MTVのブラックリストに入るなどキャリアが大きく傷ついた一方で、ジャスティンはほとんどダメージを受けなかった。ちなみに事件はあくまでアクシデントだったとされたが、世間ではヤラセを疑う声が強かった。
そんなハーフタイムショーの歴史に刻まれるハプニングが、ドキュメンタリー『Malfunction:The Dressing Down of Janet Jackson』として放送されることになった。
このドキュメンタリーでは、当時の貴重な映像や、NFLやMTVの幹部、そしてハーフタイムショーの指揮を執っていた人へのインタビューを交えながら、世界中を驚かせた事件を再構築し、その後の数十年間の文化にどのような影響を与えていったかを解説していくものになると米Deadlineが報じている。
ニューヨーク・タイムズが送るドキュメンタリー『Malfunction: The Dressing Down of Janet Jackson』は、FXと米Huluで11月19日に公開。両社のオリジナル作品は日本ではディズニープラスのスターで続々と配信されているので、本作の日本上陸にも期待したい。(フロントロウ編集部)