トム・パーカーが脳腫瘍治療の進捗を報告
「Glad You Came」などのヒット曲で知られ、今年7年ぶりに再結成を果たしたUKのボーイズグループ、ザ・ウォンテッドのメンバーであるトム・パーカーは2020年10月、末期の脳腫瘍と診断されたことを報告。その後は治療に専念して、今年の1月には腫瘍が著しく縮小したことを明かしていた。
今回、トムは妻で俳優のケルシー・ハードウィックと、2人の子供と撮った写真をインスタグラムに投稿。トムは2018年に結婚したケルシーとの間に、第1子となる2歳のアウレリアをもうけているほか、末期の脳腫瘍と診断されて間もなくして、第2子となるボーディが2020年10月に誕生した。
トムは家族4人で笑顔で収まった写真を添えて、「みんなに伝えるにあたり、僕は涙を流しながら座っている。僕の脳腫瘍を抑えることができたんだ。直近の検査結果が出て、僕は喜びとともに『安定した』と言うことができる」と、脳腫瘍をついに抑えることができたとファンに報告。
「様々な感情が入り混じっているよ。今、これ以上望むものなどない。1年かそれ以上、この冒険の中にいたんだ。正直、天にも昇る心地だよ。今夜は少しだけ安心して眠ることができるね。12ヶ月以上におよぶ、みんなからの愛やサポートに感謝しているよ」と、ファンへの感謝を綴った。
トムの闘病がきっかけとなってザ・ウォンテッドが再結成
トムは今年9月、マックス・ジョージ、シヴァ・ケインズウォラン、ジェイ・マクギネス、ネイサン・サイクスの4人と共に、ザ・ウォンテッドを再結成することを発表した。
プレスリリースによれば、今回の再結成のきっかけは、脳腫瘍と診断されたトムの思いによるものだったという。トムは自身の治療を受けていくなかで、全米のがん研究予算のうち、脳腫瘍の新しい治療法の研究に使われるのはわずか1%であることを知り、さらなる医学研究のための重要な資金を集めるために、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで大規模な音楽イベント『Inside My Head』を開催すべく、再結成したいと、他の4人のメンバーたちにZOOMで電話をかけたそう。そして、この会話がきっかけとなり、ファンが待ち望んでいたザ・ウォンテッドの再結成が実現。このイベントにはエド・シーランやリアム・ペインといった豪華な顔ぶれが参加し、大きな話題を呼んだ。
ザ・ウォンテッドは、これまでのヒット曲と待望の新曲2曲を追加収録したベスト・ヒット・アルバム『モスト・ウォンテッド:ザ・グレイテスト・ヒッツ』を2021年11月12日にリリースすることが決定している。(フロントロウ編集部)