アーチーの「肌の色」を気にしていたのはチャールズ皇太子!?
フロントロウで何度かお伝えしたが、今から半年ほど前、プライベートでも交流がある米大物司会者オプラ・ウィンフリーとのトーク形式の特別番組『Oprah with Meghan and Harry(原題)』に出演したヘンリー王子と妻のメーガン妃によって、夫妻の第1子であるアーチーが誕生する前、王室内で生まれてくる子供の肌の色を懸念する声があったことが明かされた。
「彼が生まれてきた時の肌の色を懸念する声や会話がありました」というメーガン妃の言葉にショックを受けたオプラが「なんですって?」と驚いたように聞き返すと、メーガン妃は少々考えたあと「(仮に肌の色が濃かった場合)それが一体何を意味して、どのようなことが起き得るかといったことです」と答えた。ただし、そのことを議題に挙げた人物の名前を明かすことは、王室に多大なダメージを与えることになるとして口をつぐんだ。
また、あとからインタビューに合流したヘンリー王子も、「あの会話の内容を公表するつもりは絶対にありません」としたうえで、当時の自身の心境について「気まずかったですし、少しショックでした。でも結婚する前から、困難なものになるという兆候がありました」と明かし、メーガン妃が語った内容が事実であることを認めた。
番組が放送されるや否や、ネット上では、一体、王室の誰が人種差別的とも言える発言をしたのかという推理合戦が勃発。最初に“疑惑の目”を向けられたのは、エリザベス女王の夫である故フィリップ殿下だったが、ヘンリー王子夫妻がオフレコで“エリザベス女王とフィリップ殿下ではない”と明言したこともあり、すぐさま候補から除外された。
続いて、“怪しい”とされていたのがチャールズ皇太子。ヘンリー王子がインタビューで、父であるチャールズ皇太子との関係がかなり複雑で、電話に出てくれない時期があったことや、「落胆させられた」と明かしたことから、例の発言をしたのは「チャールズ皇太子に違いない」といった意見が目立った。
そんななか、先日出版された王室暴露本『Brothers And Wives: Inside The Private Lives of William, Kate, Harry and Meghan(原題)』のなかで、アーチーの肌の色に対する懸念を口にしたのはチャールズ皇太子であったことが、文字どおり“暴露”された。
この本によると、ヘンリー王子とメーガン妃の婚約が正式発表された日の朝、チャールズ皇太子は妻のカミラ夫人に「子供たちはどんな見た目になるのだろうか?」とつぶやいたという。それを聞いたカミラ夫人が少し驚いた様子で、「間違いなくゴージャスだと思うわ」と答えたところ、チャールズ皇太子はさらに低いトーンで「私が言いたいのは、肌の色がどうなるかということだ」と付け加えたと本には記されていた。
ちなみに、チャールズ皇太子とカミラ夫人の公邸で2人を代表するクラレンス・ハウスは、「これはフィクションであり、これ以上コメントする価値はありません」と、この記述を非難すると同時に否定する声明を出している。(フロントロウ編集部)