ドラマ『Belated(ビレイテッド)』はゲイの中年男性の物語
FXで制作が決定したドラマ『Belated(ビレイテッド)』は、同性愛者であることをカミングアウトしたばかりの40代の男性オーウェンを主人公にしたコメディドラマ。
愛する家族を持つオーウェンは一流病院の小児科部長として順風満帆な人生を送っていたのだが、自身がゲイであることに気づく。1話30分のドラマでは、オーウェンが元妻ダイアナや子供たちとの関係を修復しながら、新しい日常を見つけていく様子が描かれるという。さらに、突然オーウェンの前に現れた17歳のトランスジェンダーのクレイがキーパーソンとなるとのこと。
本作で主人公のオーウェンを演じるのは、ドラマ『Dr. HOUSE』のローレンス・カトナー役で知られ、2009年からバラク・オバマ政権で働くために俳優業を一時的に休業して話題を集めたカル・ペン。2021年に44歳になった彼は、今年、約11年交際していた男性の恋人との婚約を発表して、ゲイであることを初めて世間にカミングアウトした。
さらに、本作の脚本・監督・製作総指揮を務めるピーター・トーランも中年になってゲイであることを公表した男性。ピーターの場合は主人公と同じく、一度は妻帯者だったものの、その後ゲイであることをカミングアウトしているため、本作は彼の人生がインスピレーションになっているよう。
ちなみに、ドラマのタイトルになっている「belated(ビレイテッド)」は「遅ればせながら」という意味。『Belated』の放送日など詳細は今後発表される。(フロントロウ編集部)