※この記事には映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のネタバレが含まれます。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が公開
いよいよ12月3日に全国公開されたシリーズ最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』。2018年に公開された『ヴェノム』の続編となる本作は、トム・ハーディ演じるエディ・ブロックに寄生したヴェノムと、ウディ・ハレルソン演じる死刑囚クレタス・キャサディが覚醒したカーネイジとの対決を描いた作品となっている。
ヴェノムといえば、元々は『スパイダーマン』シリーズに登場したキャラクターで、サム・ライミが監督した2007年の映画『スパイダーマン3』にも登場。この時にはトファー・グレイスがエディ・ブロックを演じた。
ヴェノムが『スパイダーマン』シリーズのキャラクターということもあり、2018年に第1作となる『ヴェノム』が公開されて以来、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)との合流が期待されてきたが、現時点までは実現せず。そんな中、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に登場した、あるシーンが話題を集めた。
そのシーンは、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の終盤で描かれる、エディとヴェノムのバカンス先でのシーン。エディとヴェノムがバカンス先でくつろいでいると、何らかの影響を受けてマルチバースのパラレルワールドのような異世界に飛ばされてしまう。
部屋に置いてあるテレビに目を向けると、MCU映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のミッドクレジットシーンに登場した、J.K.シモンズ演じる新聞社「デイリー・ビューグル」の編集長であるJ・ジョナ・ジェイムソンが、“スパイダーマンの正体はピーター・パーカー”だと暴露する映像が流れる。そのピーターを演じているのは、他でもないトム・ホランドとなっている。
トム・ホランドが意味深シーンについてコメント
MCUへの合流が示唆されたヴェノムだが、現時点ではいかなる発表もなし。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で何かしらの種明かしがされると見られるなか、MCU版でスパイダーマンことピーター・パーカーを演じているトム・ホランドが、『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の意味深シーンについてコメントした。
米Total Filmのインタビューに応じたトムは、『レット・ゼア・ビー・カーネイジ』に自身が登場したことについて訊かれると、「あの映画の一部になれたことは本当に興奮したよ」 とコメント。
「言うまでもなく、トム・ハーディは世界で最も素晴らしい俳優の1人だからね。彼は素敵な男性だと僕は喜んで言うよ」と、ヴェノムを演じたトム・ハーディーの演技に賛辞を寄せつつも、ヴェノムがMCUに合流する可能性についてはこう語った。
「僕自身はそれについてはほとんど考えたことがないんだ」
以前には“マーベルのネタバレ王”と呼ばれていたほど、うっかり口を滑らせて新作の重要なネタバレをしてしまったことが何度もあるトムだが、もうそう簡単には口を割らないと決めているよう。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、過去作品のヴィランたちが集結することが既に判明しており、ヴェノムもその1人として登場する可能性はありそう。いずれにせよ、真相は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開まで待つ必要がある。(フロントロウ編集部)