弁護士を目指すキム・カーダシアンが一歩前進
2022年に米国司法試験(Bar Exam)を受けることを目標に、忙しい合間をぬって試験勉強に励むリアリティスターのキム・カーダシアンが、弁護士になるための最初の関門である法学部1年生試験(First-Year Law Students' Examination)に合格したことを、自身のSNSを通じてファンに報告した。
Baby Bar Examと呼ばれるこの試験に合格しないと、2022年の司法試験本番まで駒を進めることができないのだが、キムは過去に3回受けるも3回とも不合格だった。しかし、その裏で相当努力をしていたようで、「鏡のなかから見つめ返してくる女性(=自分)のことを本当に誇りに思う。これは簡単なことじゃないし、決してあっさり手にしたわけじゃない。私は2年間で3回この試験に落ちたけど、その度にまた立ち上がって、もっと勉強して、やり遂げるまで再挑戦した」と喜びを爆発させている。
ちなみに、キムは高校を卒業後、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるピアス・カレッジ(Pierce College)に進学したが、卒業をしていないため学士号を持っておらず、学歴上は“高卒”という扱いになる。ただし、幸いキムが暮らすカリフォルニア州では「Reading the Law(リーディング・ザ・ロー)」といって、大学卒業資格を持たない人や、ロー・スクール(※)に行っていない人でも、修練を積んだ弁護士や裁判官のもとでインターンもしくは見習いとして経験を積めば、司法試験を受ける資格を得ることが可能となっている。
※法律学を勉強するための教育機関。
この「Reading the Law」というシステムは、アメリカにロー・スクールが存在する前に弁護士を育成するために作られたもので、第16代アメリカ合衆国大統領のエイブラハム・リンカーンもこの方法で弁護士資格を得たと言われている。しかし、近年は合格のハードルが上がっており、米New York Timesが2014年に発表した記事によると、この年に「Reading the Law」を経て司法試験をパスしたのは83,986人中、たった60人だったという。
ご存じの方も多いと思うが、キムの亡き父ロバート・カーダシアンは有名な弁護士だった。父と同じ道を歩むことを決意したキムは、果たして2022年に司法試験に合格して有言実行なるか。(フロントロウ編集部)