オバマ元米大統領は『ドライブ・マイ・カー』がお気に入り
2017年に8年の任期を終え、アメリカ大統領を退任したバラク・オバマ元米大統領は、毎年12月にその年のお気に入りの映画や本、そして音楽を自身のインスタグラムで発表している。
オバマ元米大統領は、2020年はお気に入りの映画としてアカデミー賞で作品賞などを受賞したクロエ・ジャオ監督の映画『ノマドランド』やアカデミー賞最多ノミネートされた『マンク』、そして『マ・レイニーのブラックボトム』などを挙げていた。
そんなオバマ元米大統領が、2021年版のお気に入りの映画を発表。2021年は『ウエスト・サイド・ストーリー』や『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』など計13作品をお気に入りとして名前を挙げたオバマ元米大統領。その中には、なんと西島秀俊主演の映画『ドライブ・マイ・カー』の名前も。
『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹氏の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を映画化した作品で、未亡人となった俳優と運転手の絆を描いたストーリー。
濱口竜介が監督を務めた『ドライブ・マイ・カー』は、海外での評価も高く、第74回カンヌ国際映画祭にて日本映画としては初の脚本賞を受賞し、その他にも国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞という3つの賞を受賞。
オバマ元米大統領は『ドライブ・マイ・カー』を含む13作品を「今年の私のお気に入り映画です。どの映画も力強い物語を語っており、私と同じように楽しんでいただけると幸いです」とコメントをつけて世界中の人に紹介した。
ちなみにオバマ元米大統領も絶賛する『ドライブ・マイ・カー』は、第79回ゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞にノミネートされたため、アカデミー賞にノミネートされる可能性も高い。(フロントロウ編集部)