すでに3人の女性から性的暴行を告発されている俳優のクリス・ノースに対して、新たに別の女性が被害を名乗り出た。(フロントロウ編集部)

クリス・ノースが別の女性からも性的暴行を告発される

 シンガーのリサ・ジェンタイルが、性的暴行疑惑で渦中の俳優クリス・ノースから肉体関係を迫られたうえに、そのことを口外したら“キャリアを台無しにしてやる”と脅されたことを告白した。

 現地時間12月23日、弁護士の立ち合いのもと記者会見を開いたリサによると、被害にあったのは2002年で、ある晩、車で自宅まで送ってくれたクリスがどうしても彼女が住む部屋を見たいと言ったため、家にあげたところ、無理矢理キスをされたり、胸を触られたりしたという。そして、彼女が「ノー!」と拒否すると、クリスは怒ってアパートから去っていた。しかし、その翌日、クリスから電話がかかってきて、あの夜のことを誰かに話したら「キャリアを台無しにする」、「二度と歌えなくしてやる」、「ブラックリストに載せる」などと脅されたことを涙ながらに語った。

画像: クリス・ノースが別の女性からも性的暴行を告発される

 今回の騒動のきっかけとなったのは、先日、米The Hollywood Reporterに掲載された記事。この記事のなかで、2004年から2005年にかけてクリスから性行為を強要されたという2人の女性が、被害に遭った状況を克明に語ったことでクリスに性的暴行疑惑が浮上。さらに、それを受けて3人目の告発者が被害を名乗り出ているほか、ドラマ『LAW&ORDER:クリミナル・インテント』でクリスと共演したことがある俳優のゾー・リスター・ジョーンズも、不信感を抱く出来事があったことを自身のインスタグラムで明かしている。

 また、クリスがミスター・ビッグ役で出演していたドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で、かつてシャーロット役のクリスティン・デイヴィスのスタンドイン(代役)を務めていたヘザー・クリスティンは、今年2月に発表したエッセーのなかで“ある俳優から撮影現場で体を触られるなどの不適切な行為を受けた”と綴っていたが、その俳優がクリスであることを新たに掲載されたエッセーを通じて公表した。

本人はパパラッチの直撃に対して否定

 最初に2人の女性から性的暴行を告発されて以来、クリスは一貫して否定する姿勢を見せており、4人目の被害者が名乗り出たことを外出先でパパラッチから問われると、「私の声明文を読んだだろう?(声明を通じて)言いたいことはすべて言った。声明の内容がすべてだ。あとは成り行きに任せるしかない。声明文こそが私の主張で、それ以外に言いたいことはない」と強い口調で語った。

 ちなみに、女性たちからの告発を受けて、クリスをCMに起用していたフィットネスのサブスクリプションサービス「Peloton(ペロトン)」は、「性的暴行の訴えはすべて真剣に受け止めなければならない」として当該のCMを即刻打ち切りにした。また、事態を重く見たクリスの所属するタレント・エージェンシーのA3 Artists Agencyは、クリスとの契約を解除。出演するドラマ『The Equalizer(原題)』からも事実上のクビを宣告された。(フロントロウ編集部)

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