『ハリー・ポッター』公開から20周年
ダニエル・ラドクリフとエマ・ワトソン、ルパート・グリントは、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー役とハーマイオニー役、ロン役で知られる俳優。
同作は2021年に第1作目の公開から20周年を迎え、2022年1月1日に米HBO MAXで特別番組『Harry Potter 20th Anniversary: Return to Hogwarts(原題)』が配信されることが決定している。そして今回、ET Canadaが確認したという映像から、本作の中で3人が当時の不安について語り合っていることがわかった。
ハリー、ロン、ハーマイオニー、“辞めたかった”気持ちを初めて共有
愛されキャラのムードメーカーであるロン役を務めたルパートは、『ハリー・ポッター』での成功後、エマが降板しようとしていたという話に触れ、「君は辞めようか考えていたんだよね。そのことについて、一度も話したことがなかった」とはじめた。
するとエマは、「うん、怖かったんだと思う。『もうこれは永遠に続くんだ』というような転換点に達したと感じたことが、あなたはあったかどうかはわからないけど」と、ずっと同じ世界に閉じ込められてしまうのでは無いかと感じていたことを明かした。
そしてじつはルパートも同じような気持ちになっていたそうで、シリーズが続いている間つねに“降板”の二文字が頭のどこかにあったことを認め、「もし今日で(出演を)終わりにしたらどんな人生になるんだろう」と考える瞬間が「ずっと」続いていたことを告白した。
一方でダニエルは、大作シリーズの主演として抱えていた不安に言及。「そのことについて(互いに)話したことはないよね。それぞれのペースでやっていたんだと思う」と語ると、「みんな同じような感情を抱いていたんだろうとは、思いもよらなかった」と、今回初めて得た気づきに驚く様子を見せた。
3人は『ハリー・ポッター』シリーズで一気にスターダムに上り詰めたが、その反面、様々なプレッシャーに押しつぶされそうになっていたよう。そのことを、20年たった今、ようやく語り合うことができた。(フロントロウ編集部)