『ゲーム・オブ・スローンズ』でティリオンを演じたピーター・ディンクレイジが、ドラマが終了した時に安心した理由とは?(フロントロウ編集部)

『GoT』でティリオンを演じたピーター・ディンクレイジ

 2011年から2019年にかけて放送され、世界的大人気ドラマとなった『ゲーム・オブ・スローンズ』。メインキャラクターが多い群像劇であり、それぞれにファンが多かったが、ピーター・ディンクレイジが演じたティリオンの人気は高かった。

 ラニスター家のメンバーでありながら、ファンから愛され、最終回でも存在感を見せたティリオンは、これまでに様々なキャラクターを表現してきた演技派として知られるピーターが演じたからこそ、視聴者の心を惹きつけたと言える。

 しかし、ピーターは、ドラマが8年の歴史に幕を閉じた時には安心したという。彼の代表作の1つとなったドラマが終了することにほっとしたとは、どういうことなのだろうか? 英トーク番組『The Graham Norton Show』でピーターが思いを明かした。

画像: 『GoT』でティリオンを演じたピーター・ディンクレイジ

 「次へ行く時でしたからね。大変でもありましたが。それが私たちの仕事なんです。数ヵ月出て行って、そこで素晴らしい友情を築く。そしてその後、もう会うことはない。とくにあの作品は家族みたいなものだった。当時はアイルランドに住んでいて、作品だけじゃなく人生だった。向こうで子供も生まれました。娘の英語はアイルランドのアクセントなんですよ。そして(撮影地である)ベルファストはね…。あそこにあるコミュニティは素晴らしくて、多くの良い友に出会いました。だから私にとっては、ドラマというより人生だった。それこそが離れるのが最もつらかったものです」

 人生のはかなさまで感じられてしまうピーターの語り。

 長く続くドラマに出演するということは、安定した収入にもつながるということでもある。しかし、次のステージへ進んだピーターは、ドラマ終了の直前にはMCU映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でエイトリを演じ、2020年にはブラックコメディ映画『パーフェクト・ケア』に、2022年にはロマンティック・ミュージカルの『シラノ』に出演するなど、かなり幅広いジャンルの作品でその才能を発揮している。

 ちなみに、ピーターの少し哲学的な口ぶりは、『ゲーム・オブ・スローンズ』のエンディングに納得がいかなかったファンについてのコメントにも見ることができる。当時彼は、「皆それぞれ意見を持つものですから。それは自分のものです。誰かと別れるみたいな感じなんでしょう。だからファンのみんなは動揺してしまう」と、ファンの心理を分析していた。

(フロントロウ編集部)

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