ピーター・ディンクレイジ、ファンに対して独特な持論
多くのキャラクターが登場した群像劇として人気を博したドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、その優しさと知性によって多くのファンから確固たる人気を得たキャラクターといえば、ティリオン・ラニスター。
生まれながらに小人症のため小鬼と呼ばれ、父や姉から嫌われながらも、その内に情熱を秘めるティリオンは、ピーター・ディンクレイジの名演技によってファンから支持されるキャラクターとなった。
そんなティリオンも、かなり重要な役割を果たした『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章。最終章は全エピソードを通してファンからの賛否両論が吹き荒れる結果となり、過去には、ティリオンの兄ジェイミー・ラニスターを演じたニコライ・コスター・ワルドーが、最終章が放送されていた時期には、『ゲーム・オブ・スローンズ』メンバーのグループチャットが荒れたと明かしたほど。しかしピーターはあまり気にしていないよう。
「皆それぞれ意見を持つものだからね。それは自分のものだ」と、米The NewYorkerのインタビューで大人な対応を見せたピーターは、最終回に関しては、こんな持論を展開した。
「誰かと別れるみたいな感じだよな。だからファンのみんなは動揺してしまう。みんなの思いを代弁することはできないけど、僕の考えでは、ファンのみんなはドラマが終わってほしくなかったんだろう。だから多くの人は怒ったんだ」
知性とユーモアを兼ね備えたティリオンを彷彿とさせる、一見独特だけれど、的を射ているピーターの意見。ティリオンとピーターは似ているからこそ、最高の演技が見られたのかも?(フロントロウ編集部)