エマ・ワトソンが共演者と一緒にキスシーンを振り返る
映画『ハリー・ポッター』シリーズで主人公の親友ハーマイオニーを演じた俳優エマ・ワトソンが、シリーズ1作目の公開20周年を記念して制作された特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』で、ロン役のルパート・グリントやハリー役のダニエル・ラドクリフらと一緒に“ハーマイオニーとロンのキスシーン”について振り返った。
ご存じのように、シリーズ最終作の映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』には、それまでムズキュンな関係が続いていたハーマイオニーとロンのキスシーンがある。2人が結ばれることを望んでいたファンにとっては待ちに待ったキスシーンだったが、演じたエマとルパートには気まずさしかなかったそうで、エマは「お互いに今まで経験したなかで最もゾッとすることだったと思う」ときっぱり。その理由について、「なんだか間違ってるような気がしたの。ダン(ダニエル)とルパートと私は兄妹に近い関係だったから、すべてにおいて間違ってる気がしちゃって。3人ともそういう気持ちが強かったと思う」と説明した。
さらにエマは、いざ本番を迎えるとお互いに恥ずかしさもあって真剣に受け止めることができず、終始笑いが止まらなかったことも告白。エマが「(キスシーンを実現させるのは)私しかいないと思った。キスをするのに勢いが必要だった」と明かすと、ルパートも「僕はほぼ気を失ってた。でも、君の顔がだんだんと近づいてきたのは覚えてる」とエマのおかげでキスシーンを乗り切ることができたと認めた。
ちなみに、ハーマイオニーとロンのキスシーンにほかの出演者やスタッフも大盛り上がりで、みんながキスシーンを見るためだけにセットに来たがっていたという。実際、ダニエルもそのひとりだったといい、「(2人ともキスシーンにあまり乗り気ではなかったのに)僕はただ状況を悪くしただけだった。あのときの僕は『撮影現場に行って君たちがキスするのを見てやる』みたいな感じで、ものすごく嫌な奴だったとみんなから言われた。2人ともごめんね」と、今さらながら冷やかしたことを謝罪した。(フロントロウ編集部)