ジェシカ・チャステインを中心に5ヵ国から集まった女優たちによって作られた本格的スパイ・アクション映画『355』。女性スパイ像を変えるアクション映画と言われている本作は、撮影現場でも女性が働きやすい環境を作るために様々なこだわりが加えられた。(フロントロウ編集部)

ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション

 5ヵ国の凄腕女性エージェントたちが大集合するスパイアクション映画『355』。2022年2月4日に日本公開となる本作は、プロデューサーも務めた主演ジェシカ・チャステインの“尊敬する女優たちを集めて本格的なスパイアクションを作りたい”という思いから作られた作品。

画像1: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション

 ハリウッドでは女性スパイはハニートラップとして描かれることが多いが、実際のフィールドでは、才能あふれる多くの女性たちが活躍している。そんな女性エージェントたちの戦闘スキルや諜報技術をリアルに描いて、ハイレベルなアクションシーンも盛り込み、“女性スパイ像”を変える作品になっている『355』では、スクリーンの外でも通常のハリウッド映画とは違う、女性たちをエンパワーする環境づくりをすることにこだわったそう。ジェシカは米Entertainment Weeklyでこう語った。

 「全員がエンパワーされていると感じ、評価され、そのプロセスにおいて重要な存在であると感じられるプロジェクトに参加したいと私は思っています。(現場には俳優の)子供たちのためのトレーラーもありました。私たちは職場で素晴らしい仕事をして成功することができますが、同時に、それをするために人生の一部を犠牲にしなくても良いはずです。ずっと長い間、キャリアウーマンか家にいるかどちらか、とされてきました。でも実際はそうではありません。男性はずっと前から両方できているんです。誰もがそれを可能にできるようにしましょうよ」

画像2: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション

 さらにジェシカは、全員が評価され重要な存在だと感じられるように、全員のギャラを平等にしたうえで、それぞれの俳優たちに映画の権利を与え、脚本でも発言権を持ってもらったという。各国の俳優たちが深くストーリー構築に関わったことは、脚本や役にリアリティや深みを与えたうえ、現場のムードも非常に良いものにしたという。BND/ドイツ連邦情報局のマリーを演じたダイアン・クルーガーは、NYコミコンのパネルEntertainment Weekly’s Women Who Kick Assでこう明かした。

 「全員が大切にされていると感じましたし、たくさんの時間を一緒に過ごしました。これはみんなのプロジェクトだという雰囲気があり、すごく楽しかったです。私自身、素晴らしい経験ができましたし、家族のような関係を築けた作品でした」

 モチベーションが高く、ファミリーのように温かい『355』の雰囲気は、映画のメイキング写真のキャストたちの様子からも見て取れる。

画像3: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション
画像4: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション
画像5: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション
画像6: ジェシカ・チャステイン制作!『355』は全く新しいスパイアクション

 ちなみに『355』というタイトルは、18世紀アメリカの独立戦争時代に活躍した伝説の女性スパイ、‟エージェント355“のこと。海外版予告ではそれについてメイスが説明するシーンが登場。エージェント355の本名は伏せられているが、そのレガシーは映画『355』で受け継がれている。映画『355』は2月4日(金)にTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。(フロントロウ編集部)

This article is a sponsored article by
''.