※この記事にはネタバレが含まれています。
ガガが会いに来ず怒っていたパトリツィア・レジアニ
日本でも1月14日から公開された映画『ハウス・オブ・グッチ』は、アメリカではオープニング3日の興行収入が1,490万ドル(約16億円)とヒットを記録。。
イタリアの老舗ブランドであるグッチ(Gucci)の創設者一族の家族ドラマを描いたストーリーには、レディー・ガガをはじめ、アダム・ドライバーやジャレッド・レト、アル・パチーノなどの人気俳優が出演。
ガガは劇中で、グッチの会長を務めていたマウリツィオ・グッチの殺害をヒットマンに依頼した罪で有罪判決を受けたパトリツィア・レジアニを熱演。実話が映像化されるときはその役が実在の人物ならば、役作りのために会いに行き、ヒントを得ることが多いのだが、ガガはパトリツィアに会いに行かなかった。
そのためパトリツィアは「レディー・ガガがリドリー・スコット監督の新作映画で私を演じることについては、むしろ腹立たしいと思っています。私に会いに来くるという配慮や気遣いもなしに」と、伊ANSA通信にガガの愚痴をこぼしていた。
しかし、撮影前にパトリツィアに会いに行かなかったのには、ガガなりの理由があったからだという。
殺人を美化されたがっている
ガガは、自らの意思で会いに行かなかったようで、「この女性はこの殺人を美化されたがっていて、犯罪者として記憶されたがっているとすぐに分かったから、彼女に会いたくなかったのです。私は信じていないものと共謀したくなかった。彼女は夫を殺させたんです」と米『Good Morning America』で語った。
パトリツィアは約18 年の刑期を経て2016 年に出所。それゆえ会いに行くことはできたのだが、ガガは、パトリツィアが映画を通して自身の犯した殺人を美化してもらいたいと考えていることにと気づき、危険を察知して会いに行かなかったよう。(フロントロウ編集部)