ミート・ローフが74歳で逝去
1977年にリリースした代表作『地獄のロック・ライダー』などで知られるシンガーで、俳優としても『ロッキー・ホラー・ショー』 や『ファイト・クラブ』などの数々の名作に出演してきたミート・ローフが、米現地時間1月20日に74歳で亡くなった。
訃報は1月20日に彼の公式フェイスブックページを通じて発表されており、「悲痛な気持ちと共に、比類なきミート・ローフが妻のデボラや娘のパールとアマンダ、近しい友人たちに看取られて今夜亡くなったことを発表します」と綴られている。「60年におよぶその素晴らしいキャリアのなかで、彼は世界中でアルバムを1億枚以上売り上げ、『ファイト・クラブ』や『フォーカス』 、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ウェインズ・ワールド』 など65作品以上の映画に出演してきました」。
「多くの皆さんにとって、彼がどんな存在だったかは私たちも知っています。私たちは、こんなにも影響力があり、素敵な男を失ったことを悲しんでおり、皆さんからの愛やサポートに感謝しています」。
エドワード・ノートンがミート・ローフを追悼
ミート・ローフの訃報を受けて、セレブたちからも追悼の声が寄せられている。1999年に公開された、今もカルト的な人気を誇る映画『ファイト・クラブ』でミート・ローフと共演したエドワード・ノートンもその1人で、彼は同作の場面写真をツイッターに投稿してミート・ローフを追悼した。
エドワードが投稿したのは、劇中で自身が演じた主人公が、ミート・ローフ演じるボブの胸に飛び込んでいるところの写真。「普段は映画の写真を家に置いておくことはしない」と前置きした上で、「でも、いつだって僕を笑顔にしてくれるこの写真は、フレームにいれて自分のオフィスに置いてあるんだ」と明かしたエドワードは、「これには、『愛とハグを、ミート』と刻まれていて、このことは彼をよく表していると思う。彼はとても笑わせてくれる人で、紳士で、誰に対してもあたたかい人だった。優しい心の持ち主だった。安らかに、ミート・ローフ」とミート・ローフに追悼の意を表した。
To us he will always be ‘Bob’. Those were some wonderful months of laughter & irreverence. The hardest thing about working w/ Meat was getting through any of these ridiculous moments without cracking up. Him lying on the table playing dead then belting out Zeppelin. Good times � pic.twitter.com/ZKnf7tPpAs
— Edward Norton (@EdwardNorton) January 21, 2022
エドワードはさらに『ファイト・クラブ』の場面写真を投稿して、「僕らにとって、彼はずっと『ボブ』であり続ける」とツイート。
「当時は笑顔と無礼に満ちた素晴らしい数ヶ月だった。ミートと仕事をする上で最も難しかったのは、滑稽な瞬間の一つ一つを、大爆笑せずに過ごすことだった。彼はテーブルに横たわって死人を演じた後で、(レッド・)ツェッペリンを大声で歌い出すんだ。素敵な時間だったよ」と続けて、ミート・ローフとの思い出を振り返った。(フロントロウ編集部)