自身を侮辱したユーチューバーのラターシャ・ケベを名誉毀損で訴えたラッパーのカーディ・Bが裁判で勝訴した。(フロントロウ編集部)

カーディ・Bが裁判で勝訴、約1.57億円の賠償金を手にする

 自身の評判を傷つけるために行なった悪意あるキャンペーンによって自暴自棄になるなど、精神的に計り知れないダメージを受けたとして、ユーチューバーのラターシャ・ケベを名誉毀損で訴えたラッパーのカーディ・Bが、裁判で勝訴したことがわかった。米Billboardによると、カーディには125万ドル(約1.5億円)の賠償金が支払われることになっており、今後、その金額がさらに増える可能性があるという。

 ケベは数年前、カーディは「金でセックスを売る女」、「性病のヘルペスに感染している」、「ストリッパー時代にビール瓶とヤッた」、「(妊娠中に)赤ん坊に有害な薬物を摂取している」など、カーディに関する誤った情報を含む悪質な内容の動画をネット上に複数公開し、のちに“根も葉も無いデマを拡散した”としてカーディから訴えられた。

画像: カーディ・Bが裁判で勝訴、約1.57億円の賠償金を手にする

 現地時間1月13日、法廷の証言台に立ったカーディは、ありもしないウワサが広まってしまったことに無力感を抱くと同時に、不安やうつ、体重減少、偏頭痛といったさまざまな不調をきたしたことを告白。さらに当時を振り返って、「強い自殺願望を持ちました。敗北感と落ち込みが激しく、夫と一緒に寝ることもままなりませんでした」と語ったと伝えられている。

 ちなみに、一度はカーディに関する嘘を投稿したことを法廷で認めたケベだが、弁護士の助言もあってすぐにコメントを撤回。それどころか、カーディが自分に対して嫌がらせをするようファンをけしかけたとして、カーディを逆提訴するも、嫌がらせをしたとする証拠がないとし反訴を棄却されている。(フロントロウ編集部)

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