アデルが予定していたラスベガスの定期公演が、新型コロナウイルスの感染拡大により中止に。そこでアデルは来場予定だったファンたちに神対応をし、話題になった。(フロントロウ編集部)

アデルが前日に定期公演の中止を発表

 2020年に6年ぶりのアルバム『30』をリリースしたアデルは、1月21日~4月16日にラスベガスのシーザーズ・パレス・ホテルにてWeekend With Adeleと題した定期公演を開催予定だった。

 チケットの売れ行きは好調で、数分でソールドアウト。アデルの久々のステージを誰もが楽しみにしていた。

 しかし、公演前日になり、アデルが定期公演の開催を延期すると自身のインスタグラムで発表。理由は半分以上のクルーが新型コロナウイルスに感染したかから。アデルは公演の延期は自分の口から伝えたかったようで「私のクルーの半分、チームの半分が新型コロナウイルスに感染しており、今もその状況は続いており、ショーを完成させることは不可能でした」と、涙を浮かべながらインスタグラムで発表した。

ラスベガスに集まったファンに直接謝罪

 直前の発表となり、すでに飛行機に乗ってラスベガスを訪れている人も多かったため、アデルは自ら行動に移し、ファンに直接謝罪することに。コロナ禍ということもあり、実際に会って謝罪することは出来なかったものの、なんとアデルはファンにDMを送ったり、FaceTimeを使ったりしてファンに謝罪しながら交流を図り、その様子をファンがSNSにアップした。

 その中でアデルは、延期された公演の振替日が決定したら、参加するはずだったファンのためにミート&グリートを無料で行なうということも宣言。

 その他にも公演会場のシーザーズ・パレス・ホテルの窓に「みなさんこんにちは!今夜みなさんと一緒にいられなくてとてもがっかりしています。でも、もうここにいる人もいると思うから、ぶらぶらしたり、衣装を見てみたり、好きな写真を撮ったりしてください。1人で撮ったり、みんなで撮ったりして。この部屋には、私のショップやグッズの制作に携わった人たちがいます。ここには私のマネージメントのメンバーもいて、みんなを案内してくれます。そして、今週末のライブに来る予定だった人たちは、私からのギフトも受け取れます。もう一度言いますが、本当にごめんなさい」というメッセージを書き、集まったファンにグッズをプレゼントするなど、自分の公演を見に来てくれたファンに少しでも感謝を伝えるために精一杯のことをした。

 残念ながら公演は中止となったものの、アデルのすばらしさが再確認できる出来事となった。(フロントロウ編集部)

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