日本の人が持つ年齢意識とはどんなもの? 「サントリー セサミン EX」を販売するサントリーウエルネス(株)が、日本の年齢に対する価値観を見つめ直すプロジェクト「#実感年齢で生きようプロジェクト」の第1弾として、日本の20代から70代まで合計約1万人を対象に行なった調査結果「日本全国 実感年齢白書 2022」を発行。日本における年齢のバイアスやエイジズムとは?(フロントロウ編集部)

60歳を超えると「読書」はするが「恋愛」はしない?

画像1: 60歳を超えると「読書」はするが「恋愛」はしない?

 今回の調査では、日本の20〜70代の約1万人を対象に「おばさん・おじさんは何歳から?」「60歳以上の世代について想像したとき、似合うと感じることは?」「『最近の若者は…』とつい思ってしまうことがある?」といった、日本の人の年齢に対するイメージを明らかにする調査を行なった。

 その結果、「おばさん・おじさん」といった言葉に対するイメージの平均年齢はこういう結果に。

  • おばさん・おじさん=平均49歳
  • シニア=平均61.6歳
  • おばあさん・おじいさん=平均69歳
  • お年寄り=平均73.1歳

 ただ、全世代が60代前半の年齢を答えた「シニア」以外は世代によって答えに5.7歳〜8.2歳の差があったため(※おばさん・おじさんは20代だと47歳が平均、70代だと55.2歳が平均)、世代によって年齢に対するイメージは異なるよう。

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 そして調査からは、年齢に対して偏ったイメージ、つまりバイアスがあることが分かった。例えば60歳以上の世代に対するイメージでは、「魚を食べる(68.9%)」「読書をする(65.2%)」「朝早く起きて散歩をする(63.5%)」など健康面・教養面が上位に挙がった一方で、「恋愛をする(34.1%)」「流行を追いかけ続ける(28.9%)」「他人に対してライバル心を持つ(24.6%)」といったイメージは低い傾向にあった。

 年齢を重ねることで経験値が増えるのは紛れもない事実だが、だからと言って一概に年齢が性格や教養を決めるとは言えない。若い世代でも教養が深い人もいれば、60歳を超えてYouTuberデビューする人もいる。年齢のバイアスはエイジズム(年齢差別)と呼ばれるが、これが実生活に悪影響を与えていることも今回の調査から分かった。

 例えば、「年齢を意識せず、自分が好きな服を着たい」という思いは年齢があがるにつれて強くなる一方で、若い世代ほど「60歳以上の世代は地味な服を着ることが似合うと思う」と思っていることがわかり、年上の世代は自由な格好を楽しみたいと思っているが他の世代は地味な服が似合うと思っているという、社会における年齢に対するイメージが個々の生きづらさに繋がっている様子を伺わせる。

 実際に、今回の調査に提供された経験談では、「ピンクの服を着てたら友達から『普通ピンクは若い子しか着ないよ』と言われ悲しくなった」「転職で年齢不問と書いてあったのに、年齢を理由に書類選考で落とされたのはショックだった」といった、年齢による生きづらさが明らかになった。

 一方で、20〜70代の全ての世代がほぼ同じ割合で「もっと世代を越えて交流できる社会になってほしい」や「何歳でも大学で学び直せるような社会になってほしい」と答えており、全ての世代が同じ割合で、より実年齢に縛られず行動できる自由な社会で生きたいと思っているよう。

「実年齢」から「実感年齢」へ、 生活満足度が上がる「年齢」との付き合い方

 そんな声に応えて、“年齢による生きづらさ”を解消するために、調査を実施したサントリーウエルネスが新たに提唱しているのが、「実感年齢」という考え方。「実感年齢」とは、実年齢という1つの基準だけでなく、個人によって異なる「主観性」を重視した基準で“年齢”と向き合うこと。「実感年齢」は、同社の製品「サントリー セサミン EX」の新ブランドメッセージになるという。

画像1: 「実年齢」から「実感年齢」へ、 生活満足度が上がる「年齢」との付き合い方

 自分の基準、つまり実感年齢で年齢と向き合うことはメンタルヘルスにも良い影響があるようで、「『実感年齢』を若く回答した人は、生活満足度の高さと関連性をもつという結果が浮かび上がりました」と、調査を監修した京都橘大学健康科学部の兒玉隆之教授は語る。

 さらに、「特に『実感年齢』が若い人において、好奇心、積極的な外出や人との交流といった、やりたいことを楽しむことのできる「ココロ」のあり方がポイントとなっている点は興味深いところです。「ココロ」と「カラダ」が共に充実していることが、生活満足度を高め、『実感年齢』を若く保つことにつながるのではないでしょうか。そして、人生100年時代において、実年齢に縛られずに『実感年齢』を若く保つことは、自分自身をきちんと理解できる力そのものであり、イキイキとした毎日につながるのではないかと思います」と続けた。

画像2: 「実年齢」から「実感年齢」へ、 生活満足度が上がる「年齢」との付き合い方
画像3: 「実年齢」から「実感年齢」へ、 生活満足度が上がる「年齢」との付き合い方

 人生100年時代になった今、多様な人にとってより生きやすく、より充実した社会へと進化していくことがなお強く求められている。その実現のためには、私たちの中に蓄積されたエイジズム(年齢差別)を解消することは重要。「実感年齢」という考え方はそのヒントになるかもしれない。

 サントリーウエルネスでは、「#実感年齢で生きようプロジェクト」というハッシュタグとともに、日本の年齢に対する価値観を見つめ直すムーブメントを起こしている。今回発行された「日本全国 実感年齢白書 2022」は公式サイト(www.suntory-kenko.com)から確認できる。(フロントロウ編集部)

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