マクドナルドで衝撃的な事件が発生
先日、アメリカのマクドナルドで、ポテトをめぐって客と店員がトラブルになり、女性客が持っていた銃を店員に向かって発砲するという衝撃的な事件が起きた。ポテトといえば、世界的な物流網の混乱により、日本だけでなくマレーシアのマクドナルドでも深刻な“ポテト不足”が起きていることで知られるが、発砲事件に発展するなんて一体何があったのか?
地元警察の発表によると、犯人の女と店員はポテトの値引きをめぐって口論になったそうで、女は店員がタバコを吸うために店の外に出たときに、頭部に向かって銃を撃ったという。幸い傷は浅く、店員の命に別状はないという。最初に言い合いになったのはドライブスルーだった伝えられていることから、女は店員が休憩を取るまでどこかで待ち伏せしていた可能性が高い。犯人の女は、通報を受けて駆けつけた警察官によって身柄を取り押さえられた。
じつは、マクドナルドでこういった物騒な事件が起きるのは今回が初めてではない。昨年7月、ポテトにかかっていいる塩の量をめぐって店員と揉めた客が店員を銃で脅すという事件があったほか、2019年にも「ポテトが冷たくなっていた」として店員らと口論になった客が、飲み物を投げつけるなどの暴行をはたらいたうえ、最終的に車から銃を持ってきて発砲するという暴挙に出る事件があった。
また、マクドナルドだけでなく、ウェンディーズやタコベルといったほかのファストフード店でも逆上した客が店員に向かって発砲する事件が多発している。州によって多少異なるが、一般人でも簡単に銃を所持することができる銃社会のアメリカでは、護身用として車の中に銃を置いている人も多いことから、すぐに銃を手に取ることができるドライブスルーでこうした事件が起きやすいという。(フロントロウ編集部)