MCU映画『アントマン』シリーズでホープ・ヴァン・ダイン / ワスプ役を務めるエヴァンジェリン・リリーが、SNSでワクチン反対デモに参加したことを報告した。(フロントロウ編集部)

エヴァンジェリン・リリー、新型コロナウイルスのワクチンを拒否

 エヴァンジェリン・リリーは、MCU映画『アントマン』シリーズで、ホープ・ヴァン・ダイン / ワスプ役を務めるマーベル俳優。

画像: エヴァンジェリン・リリー、新型コロナウイルスのワクチンを拒否

 2020年3月、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、社会的距離を取らないと捉えられる発言をしたことで物議をかもした彼女が、2022年1月、反ワクチンのデモに参加したことを自身のインスタグラムで報告した。

 エヴァンジェリンはこの週末に米ワシントンD.C.で開催されたワクチン義務化反対デモに参加し、こうコメント。

「私は、自分の意志に反して、脅されて自分の体に何かを注入することを強制されるべきではないと信じています。さらに、これら脅威にさらされるべきではありません。
・暴力的な攻撃
・裁判のない逮捕・拘留
・雇用の喪失
・ホームレス
・飢餓
・教育の喪失
・愛する人からの疎外
・社会との断絶
 こんな手段とられるべきではない。これは安全ではありません。これは健康的ではありません。これは愛ではありません。世界が恐怖に陥っていることは理解しています。しかし、恐怖に力で答えることが、問題を解決するとは思えません。
 私はCOVID以前も、そして今日も、プロチョイス(※)です」

※プロチョイスとは、人工妊娠中絶することを選べる権利に賛成している人のこと。自分の体については自分で選ぶ権利があるべきだという考えがベースにあるため、コロナワクチン反対派で広く使われているが、“他人の健康に害を及ぼすワクチン接種とそうでない中絶の問題を同じことのように考えるべきではない”という批判もある。

 アメリカでは感染力の強いオミクロン株の流行拡大により、1日の死者数がデルタ株流行時の1日の死者数と同程度に達しており、医療機関を圧迫して社会経済活動に影響を及ぼしている。この集計を発表した米ジョンズ・ホプキンス大学によると、死者の大半は65歳の高齢者とワクチン未接種者だということで、“医療的な理由など正当な理由なくワクチン未接種を選ぶ場合は出社・登校禁止”といった取り組みが広がっている。一方で、エヴァンジェリンのような反発も未接種者の間で広がっており、社会の中での亀裂を深めている。(フロントロウ編集部)

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