クリス・ブラウンから薬物を盛られた上で性的暴行を受けたとして、女性が約2億2,000万円を求める訴訟を起こした。(フロントロウ編集部)

※注意:この記事にはレイプや性的暴行に関する記載が含まれます。

薬物を盛られてレイプさられたとしてクリス・ブラウンを訴え

 シンガーのクリス・ブラウン(32)が、2020年12月に米フロリダ州マイアミで女性に薬物を盛り、性的暴行を加えたとして、訴訟を起こされたことが明らかになった。

画像: 薬物を盛られてレイプさられたとしてクリス・ブラウンを訴え

 「ジェーン・ドー」という、ダンサーやモデル、アーティスト、振付師などとして活動している女性が現地時間1月27日にロサンゼルス郡裁判所に提出した訴状によれば、彼女は2020年12月30日、マイアミにあるディディことショーン・コムズの邸宅に遊びに行ってヨットを楽しんでいた男友達とテレビ電話をしていたという。すると、男友達がその電話をクリス・ブラウンに代わり、クリスからは、自身の音楽を聴いたから、ショーンの家にすぐに来てくれるよう言われたとしている。

 女性がショーンの家に着くと、クリスは女性と共に音楽の話をするために一緒にヨットに乗り込んだという。クリスからヨットの上で赤いカップに入ったドリンクを渡されてそれを飲んだ女性は、「突然、説明がつかないような意識の変化を感じ始めた」と訴状に綴り、「意識が朦朧とし、身体的にも不安定になり、倒れて眠ってしまった」と主張している。

 クリスはその後、「薬物を盛られ」、「半分眠っている」状態の女性を寝室へと連れて行き、女性が出られないように妨害し、女性をベッドの上に放り投げると女性の身体にキスをはじめ、やめるように言った女性の言葉を聞かずそのまま女性をレイプ。行為を終えたクリスは起き上がると、女性に「終わったよ」とつたえたという。

 さらには、女性がその後で2021年8月にも音楽活動のためにクリスの自宅を訪れると、彼から「『必要』なことをしなければ『アーティストとして成功することはない』」と言われ、再び性行為を強要されそうになったという。女性は一連の出来事により、「劇的な気分の変動、食欲の衰退、パニック発作、自傷行為」に悩まされたと訴えている。

 女性は性的暴行やジェンダーに基づく暴力法の違反、故意に精神を侵害したとしてクリスを訴え、彼に対して約2億2,000万円(200万ドル)の慰謝料を求めている。

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(フロントロウ編集部)

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