クリストファー・ノーラン監督『ダークナイト』
『ダークナイト』は、クリストファー・ノーラン監督によって制作された2008年公開のDC映画。「ダークナイト・トリロジー」と呼ばれる連作の2番目の作品で、2005年には『バットマン ビギンズ』が、2012年には『ダークナイト ライジング』が公開されている。
主人公のバットマン役を務めたのは、ストイックな役作りをすることで知られるクリスチャン・ベール。そして宿敵であるジョーカー役を務めたのは、本作の公開を待たずして、28歳という若さで亡くなったヒース・レジャー。
公開から10年以上が経過した現在でも多くのファンに愛されている本作だが、実は驚きの“撮影ミス”があることをご存じだろうか?
ジョーカーがスクールバスに乗り込むシーンで…
映画ファンの間には、“映ってはいけないモノや人の映り込み”を見つけたり、ちょっとした撮影ミスを探したりして、作品をさらに楽しもうとする人々がいる。
ノーラン監督は“アンチCG”の“完璧主義者”として知られているストイックな映画製作者だが、そんな彼でも見落としてしまったシーンがあったようだ。
それは、ヒース演じるジョーカーがナース服を着て病院を爆発させる、かの有名なシーンの中にある。不発だった爆弾がふいに爆発した直後、1:52:43頃にジョーカーは黄色いスクールバスに乗り込む。しかしそのバスの座席の中央あたりに、明らかに“おかしな影”が!
なんとその陰の正体は、バス内からの撮影をするために使用されたIMAXカメラ。しかし本編ではそのカメラからのショットは残念ながら使用されなかったよう。とはいえ本編映像では数秒間にわたってカメラの姿を確認できるだけでなく、カメラマンが下で作業できるように、布がかけてあるのも見て取れる。
まさかの名シーンでの大胆な映り込みは、一度気づいてしまうと気になって仕方がない。映画『ダークナイト』を鑑賞する際は、確認してみて。(フロントロウ編集部)