NFL史上最高のクオーターバックが引退
世界最高峰のクオーターバックとして2000年からニューイングランド・ペイトリオッツに在籍し、現在はタンパベイ・バッカニアーズに所属するトム・ブレイディは、NFLの頂上決戦であるスーパーボウルで7回優勝するという最多記録を樹立した名プレイヤー。
そんなトム・ブレイディが数日前からの引退のウワサを認めて、約22年の現役生活に幕を下ろすことを自身のSNSで発表した。
「これは私にとって書きにくいことですが、ここに書いておきます。私は今後(プロとしての)競争にコミットしません。私はNFLでのキャリアを愛してきました。そして今、時間とエネルギーを、他のことに集中する時が来たのです」とインスタグラムにメッセージを残したトム。
トムの引退発表は、デビッド・ベッカムやジョン・ボン・ジョヴィなどのセレブたちも反応しており、それぞれトムとの思い出の写真をSNSにアップして引退を惜しんだ。
妻ジゼルは「私はあなたをとても誇りに思います」
トムの妻は、言わずと知れたスーパーモデルのジゼル・ブンチェン。長年トムのことを傍で支えてきたジゼルもインスタグラムでトムの引退についてコメントを発表。
ジゼルは「なんという経歴だったのでしょう!たくさんの思い出がありますね。15年以上前にあなたに会ったとき、私はフットボールのことを全く知りませんでした。でも、あなたを応援し、一番好きなことをするあなたを見て、私はこの素晴らしいゲームについて学び、審判以上に知っていると本気で思ってしまうほどの知識を得ました」とこれまでのことを振り返ると、「私はあなたをとても誇りに思っているし、あなたが何年にもわたって肉体的にも精神的にも克服しなければならなかったことすべてを誇りに思います。私は、あなたの献身的な努力と、あなたが達成したすべてのことに畏敬の念を抱いています。あなたは自分の仕事を愛し、後世に美しい模範となるようなレガシーを残しました」と、トムのこれまでの功績を称えた。
そして「私は、あなたが人生の次の章にどれだけ興奮しているか知っています。あなたがフットボールのキャリアで懸命に働き、今、新しい試みに打ち込んでいる姿を見て、とても感動します。あなたに達成できないことは何もありません。私はいつもあなたのためにここにいます。あなたはそれを知っていますよね。そして、私はあなたと同じように将来がどうなるかにワクワクしています!」と、引退後の人生が楽しみだと語った。
トムとジゼルの言葉から察するに、トムはプロ引退後は別の事業か何かを進めるよう。
いずれはやってくるスポーツ選手としての終わり。日本を訪れた際は相撲を体験し、日本を代表する野球選手であるイチローとも交流があり、日本のファンからも人気だったトムの次なるチャレンジを応援したい。
(フロントロウ編集部)