ジジ・ハディッドが雑誌の表紙をあまり飾らなくなったワケ
有名ブランドの広告やランウェイに引っ張りだこの売れっ子モデル、ジジ・ハディッドがある思いから人気モデルの証でもある雑誌の表紙のオファーを“お断り”していることを米InStyleのインタビューで明かした。
多くのモデルにとって雑誌の表紙を飾ることは目標でもあり、栄誉でもある。ジジもこれまでにVogueやELLE、Harper's Bazaarなど名だたるファッション誌の表紙を何度も飾ってきた。しかし、ジジは自身を含む特定のモデルが頻繁に雑誌の表紙を飾ることで、今まさに売れるために必死で頑張っている新人モデルたちの活躍の場を奪ってしまうことを懸念しているという。
「ほかの女の子たちに表紙を飾るチャンスをあげたいから、雑誌によっては(表紙のオファーを)断ることもあります。誰かのキャリアがそれで急上昇する可能性があるなら、私は同じ雑誌の表紙をもう一度飾る必要はありません」
ジジは、モデルとして申し分のないキャリを築き上げた今、雑誌の表紙を飾って自分の名前を売る必要はないときっぱり。自分が譲ることでほかの人が脚光を浴びるなら本望だと語り、モデルの先輩として後輩思いの一面を見せた。
ちなみに、先ほどの発言の前に「私のキャリアでは、服を売る仕事だけを受ける必要はなくなってきているんです。最近は『私がまだやってないことは何だろう?』と考えるようになりました」とも語っていたジジは、世界中から集まったデザイナーたちが賞金をかけて争うNetflixのリアリティ番組『ネクスト・イン・ファッション』のシーズン2から『クィア・アイ』のタン・フランスと一緒にホストを務めることになっており、モデルの仕事を通して学んだファッションの知識を生かした新たな挑戦をスタートさせる。(フロントロウ編集部)