セドリックが銃をかまえるように杖を持っていたワケ
主演を務める映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の公開を約1ヵ月後に控える俳優のロバート・パティンソンが、2005年公開の映画『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』にまつわるエピソードを米GQのインタビューで動画披露した。
ご存じの方も多いと思うが、ロバートはこの作品で、三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)のホグワーツ代表で主人公のハリー・ポッターの恋敵でもあるセドリック・ディゴリーを演じた。
「最初に撮影したのは、最後の魔法の迷路のシーンだったと記憶しています。特殊効果やスタントを使った撮影はしたことがなく、当時は大変だったことを覚えています。とてつもないプレッシャーを感じました」。新作が出るたびに全世界でメガヒットを記録する大人気シリーズに出演することは“恐ろしかった”と話すロバートは、続けてセドリックが銃をかまえるように杖を持っていた理由についてこう語った。
「いかにも“魔法の杖”という感じで杖を持つのはダサいと思ったんです。だから、『ダイ・ハード』に出ているつもりで、両手で銃をかまえるように杖を持つことにしました(笑)たしか下を向いているとき、ビューファインダーを見るように片目をつぶっていたような気がします」
ちなみに、以前にテレビ映画に出演したことはあったものの、劇場公開される映画に出るのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が初めてだったというロバートは、役作りの参考になればと思い事前にメソッド演技法の本を読んだそうで、「戦いのシーンの前は誰かと喧嘩をするようなつもりで自分を奮い立たせて、枕に向かって叫んだり、自分を殴ったり、服を破いたりしました。特殊メイクの傷があったんですが、そのせいで傷が溶けてしまって、何度もメイクをやり直す必要がありました。でも、あのときはそれ以外に自分を奮い立たせる方法がなかったんです」と、かなり追い込まれた状態で撮影に臨んだことも明かしている。(フロントロウ編集部)