『チャーリーとチョコレート工場』太っちょボーイのオーガスタスに隠された意外な真実

ティム・バートン監督の人気作『チャーリーとチョコレート工場』

　映画『チャーリーとチョコレート工場』は、イギリスの作家ロアルド・ダールによって1964年に書かれた小説『チョコレート工場の秘密』を基に2005年に制作されたミュージカル・ファンタジー。

　監督を務めたティム・バートンは、映画『シザーハンズ』や『スリーピー・ホロウ』といった作品で知られ、その独特な雰囲気で多くのファンを魅了している。

　主人公のウィリー・ウォンカ役を務めたのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジョニー・デップ。美しく切りそろえられたボブヘアーにシルクハット、杖、燕尾服、手袋というアイコニックな出で立ちで登場し、大きな話題になった。

　そんな本作に登場する、チョコレートが大好物の食いしん坊キャラ、オーガスタス。彼の身体には、ある秘密が隠されていた。

太っちょボーイ、オーガスタスの秘密

　オーガスタスは、ドイツ・デュッセルドルフの肉屋の息子。劇中でジョージおじいちゃんに「最初の当選者はきっとブタみたいに太っている奴だ」と予想されていた通り、丸々とした太っちょボーイ。

　最終的にはチョコまみれになってしまった彼を演じたのは、ドイツ人の俳優フィリップ・ウィーグラッツ。撮影当時12歳だった彼は、現在では29歳になり、ソフトウエア開発のエンジニアとして働いている。

　『チャーリーとチョコレート工場』はドイツ出身の彼にとって初めての英語の映画で、フィリップは英語の勉強をして撮影に挑んだ。

　そしてなんと、彼は本来の自分より体を大きく見せるため、衣装の下にファットスーツを身に着けていたという！ 確かに言われてみるとその身体ははち切れんばかりにパツパツ。

　独自の世界観を生み出すバートン監督のこだわりが見えるエピソードだった。（フロントロウ編集部）