ワイナリーの一部を無断で売却したアンジェリーナを非難
親権や財産分与をめぐって別れた妻のアンジェリーナ・ジョリーといまだ法廷闘争を続けるブラッド・ピットが、2人で共同経営する南フランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」の持ち分を違法に売り払ったとしてアンジェリーナを訴えたことがわかった。
2008年、費用の60%をブラッド、40%をアンジェリーナが支払うかたちでシャトー・ミラヴァルの支配権を購入し、2014年にそこで結婚式を挙げた。ブラッドによると、アンジェリーナとは邸宅と敷地内のブドウ畑のどちらも相手の同意なしに売却しないことで合意していたが、昨年10月、アンジェリーナはワイン事業のために立ち上げたヌーベル社をブラッドの許可を得ることなく第三者に売り払った。
ブラッドは、アンジェリーナが新しいオーナーが事業を支配しようすることや、それによりブラッドが損害を被ることを知りながら、自分の持ち分を無断で売却したと主張。訴状には、ブラッドがアンジェリーナと別れたあともワイナリーに数百万ドルの投資を続け、価値を高めることに貢献したにもかかわらず、この売却によってシャトー・ミラヴァルを私邸として使用する権利はもちろんのこと、自分が設立に貢献した会社を監督する能力も奪われたことなどが記されていた記されていた。
ブラッドはアンジェリーナに損害賠償を請求すると同時に、裁判所に彼女の売却を無効と宣言するよう求めている。ちなみに、今回の件について関係者は「残念ながら、今回も同一人物(アンジェリーナ)が法的・倫理的義務を無視した例です。事業と実家の両方を第三者の競合他社に売却すると称して、事業の成功のために資金と汗を注いだ唯一の人物の権利を侵害したのです。彼女は、自分が行なったのではない投資と、自分が稼いだのではない利益に対する見返りを求めているのです」と米Us Weeklyに語っている。(フロントロウ編集部)