エリザベス女王が亡くなったというフェイクニュースをアメリカのゴシップサイトが拡散した直後、イギリス王室がエリザベス女王の近況を報告する声明を発表。(フロントロウ編集部)

エリザベス女王に関するフェイクニュースが拡散される

 つい最近、ラッパーのカニエ・ウェストをゲストに招いて行なったインタビューが話題になった米ゴシップサイトのHollywood Unlockedが、新型コロナウイルスに感染して療養生活を送っている英王室のエリザベス女王が亡くなったというフェイクニュースを拡散して波紋を広げている。

 その後、Hollywood Unlockedを名乗るツイッターアカウントに“謝罪文”が掲載されたが、サイトの運営者であるジェイソン・リーはその謝罪文は偽物だと主張。「私たちが嘘の情報を掲載することはありません。そして、つねに自分たちの情報源に忠実です。王室からの正式な発表を待っています」、「目が覚めたら、偽アカウントが報道内容を撤回すると投稿していました。私たちはそのアカウントを知りませんし、記事を撤回したわけでもありません。まだ王室からの正式な発表はありません。続報をお待ちください」と強気な姿勢を見せた。

 実際、謝罪文が掲載されたツイッターアカウントには認証マークが付いておらず、問題の謝罪文もすでに削除されていることから、少なくとも謝罪文に関してはジェイソンの言っていることが正しい可能性が高い。また、「記事を撤回しない」というジェイソンの言葉どおり、Hollywood Unlockedの公式インスタグラムには、現在もエリザベス女王の訃報を伝える記事が掲載されているが、フェイクニュースに該当するとしてインスタグラム側から規制をかけられている。

画像: エリザベス女王に関するフェイクニュースが拡散される

 ちなみに、フェイクニュースが投稿されたのは現地時間2月22日だが、その翌23日にイギリス王室がエリザベス女王の近況を報告する声明を発表。「陛下は今晩、首相(ボリス・ジョンソン)と話をされました」という短い文章ではあったものの、新型コロナウイルスに感染したことを除いてエリザベス女王の体調に変わりがないことを強調した。(フロントロウ編集部)

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