過去に2度、アカデミー主演俳優賞を受賞した俳優のショーン・ペンが、ロシア軍によるウクライナ侵攻を記録するドキュメンタリーの撮影のために現地入りしたことが明らかに。(フロントロウ編集部)

ショーン・ペンがウクライナ侵攻のドキュメンタリーを制作

 映画『ミスティック・リバー』や『ミルク』などの代表作で知られる俳優のショーン・ペンが、ロシア軍によるウクライナ侵攻を記録するドキュメンタリーの撮影のため、現地に滞在していることがわかった。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領もそのことを承知しており、「監督(ショーン)は、現在ウクライナで起きているすべての出来事を記録し、ロシアの我が国への侵略について世界に真実を伝えるために、特別にキエフに来たのです。ショーン・ペンは、実際に現地でウクライナを支援している人々のひとりです。我が国は、このような勇気と誠実さを示してくれた彼に感謝しています」、「ショーン・ペンは、他の多くの人々、とくに欧米の一部の政治家に欠けている勇気を示しています。彼のような人たち、つまり自由のための戦いを支持するウクライナの真の友人が多ければ多いほど、ロシアによるこの凶悪な侵略をより早く止めることができます」と声明で述べている。

画像: ショーン・ペン(左)とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(右)。

ショーン・ペン(左)とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(右)。

 今週の初めにウクライナ入りしたショーンはゼレンスキー大統領と会談を行ない、ロシア軍がウクライナに侵攻したことを発表する政府の記者会見にも出席した。また、米Business Insiderによると、昨年11月にも防護服を着てヘルメットをかぶったショーンが、ロシアのウラジミール・プーチン大統領が先週独立を承認したウクライナの2つ地域のうちのひとつであるドネツクで、親ロシア派分離主義者と最前線付近のウクライナ軍を面会しているところを目撃されている。

 ウクライナ政府によると、ロシアは今週初めにウクライナへの侵攻を開始。ウクライナ各地で爆発や空爆が報告されており、首都キエフへの脅威が高まっている。プーチン大統領は、ロシアとウクライナには歴史的なつながりがあり、平和維持のために行なったと主張しているが、ロシアによる軍事攻撃によってウクライナではすでに市民を含む多数の死者が出ており、国際社会からも広く非難されている。(フロントロウ編集部)

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