現在、ドキュメンタリーの撮影のためにウクライナに滞在しているショーン・ペンが、ロシア軍によるウクライナ侵攻は「残酷な過ち」だと非難する声明を出した。(フロントロウ編集部)

ショーン・ペンがプーチン大統領を非難

 ロシア軍によるウクライナ侵攻を記録するドキュメンタリーの撮影のため、現地に滞在している俳優のショーン・ペンが、ウクライナ侵攻に踏み切ったロシアのウラジミール・プーチン大統領を非難した。米Peopleに出した声明(※のちに自身のツイッターにも投稿)で、ショーンはこの戦争を「残酷な過ち」と呼び、ウクライナの人々が直面している恐怖への思いを語っている。

 「これは残酷な過ちです。すでに多くの命が奪われ、人々は悲しみに打ちひしがれています。もし、彼(プーチン大統領)が譲歩しなければ、プーチン氏は人類にとって最も恐ろしい過ちを犯したことになると思います。ゼレンスキー大統領とウクライナの人々は、勇気と信念の歴史的なシンボルとして立ち上がりました。ウクライナは、夢の民主主義を受け入れるための槍の穂先なのです。もし、単独で戦うことを許せば、アメリカとしての魂は失われます」

 昨年11月頃からウクライナとロシアの国境付近で取材活動を行なっていたショーンは、先週初めにウクライナ入り。同国のウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談を行ない、ロシア軍がウクライナに侵攻したことを発表する政府の記者会見にも出席した。

画像: ショーン・ペンがプーチン大統領を非難

 ショーンの取り組みをゼレンスキー大統領も評価しており、「監督(ショーン)は、現在ウクライナで起きているすべての出来事を記録し、ロシアの我が国への侵略について世界に真実を伝えるために、特別にキエフに来ています。ショーン・ペンは、実際に現地でウクライナを支援している人々のひとりです。我が国は、このような勇気と誠実さを示してくれた彼に感謝しています。 今朝、監督は大統領府を訪れ、イリーナ・ヴェレシュチュク国務長官兼副首相による記者会見に出席しました。彼はジャーナリストや軍隊と話をし、私たちがどのように国を守っているのかを見てきました」と声明で述べている。(フロントロウ編集部)

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